映画「バルトの楽園」と「なでしこ」

女子サッカー「なでしこ」発祥の地・・・

女子サッカー「なでしこ」と共にご紹介させて戴きます。

それと・・・映画　「バルトの楽園」を・・・

女子サッカー「なでしこ」発祥の地・・・１

ご興味が無いとは思いますが・・。私が住む讃岐の国丸亀藩は、ドイツとは所縁が深い土地です。

例えば・・・当地は女子サッカー「なでしこ？」発祥の地でも在ります。
「なでしこ」がドイツと所縁？

下記のページをご覧下さい。

日本サッカー協会の「なでしこ」に関するページ
↓↓↓
【コラム】日本女子サッカーの歴史　part.1

上記の様に、１９２４年以前から旧制香川県立丸亀女学校（現：県立丸亀高等学校）の運動会で、サッカーが催されて居ました。

記事の中でも記載されて居ますが、丸亀市内に在る「本願寺塩屋別院」に、第一次世界大戦の時のドイツ兵俘虜（捕虜の事）収容所が設置されて居ました。

下記のページでも載って居ますが、他の所の収容所と違い案外自由に外出が許され、ドイツ俘虜達は丸亀市民にいろいろな事を教えて呉れたのです。

ご参考までに、下記のページもご覧下さい。

本願寺塩屋別院沿革

女子サッカー「なでしこ」発祥の地・・・２

数年前の写真で申し訳有りませんが・・・。

丸亀城の内堀の直ぐ北側の「市民広場」で催された
「ビールとドイツ音楽の夕べ」です。
写真では判り難いですが、この催しの為にドイツ領事がいらっしゃって下さいました。

この様に、ドイツ領事がわざわざ当地へお越し頂くほどに、丸亀はドイツとは関係が深く、また親しく接して戴いて居ります。

↑「ビールとドイツ音楽の夕べ」の記事をご覧戴きましたか？
音楽家だったエンゲルと彼が結成した楽団が中心と成って、後に移送される徳島県の板東俘虜収容所で、エンゲル達が日本で最初の「ベートーベンの第九」を演奏する事になります。

勿論、丸亀に於いても彼らは良く演奏会を開き、丸亀市民達にドイツ・・イヤ・・西洋音楽を親しく聴く事を提供して呉れたのでした。

↓上記の塩屋別院と同じページでも、彼らの演奏活動について記録されて居ます。

本願寺塩屋別院沿革

ドイツ兵丸亀俘虜収容所

上記でお話しさせて戴いた様に、この寺は第一次世界大戦の時に捕虜と成ったドイツ兵が収容された俘虜収容所で、そのお蔭で丸亀市はドイツの影響が深く浸透して居ます。
まぁ市民も指摘され無いと気が付か無いほど自然に溶け込んだドイツ文化ですが・・。

嫁はんが我が家に来てから、折り在る毎に私はドイツ俘虜の事を話し、また私が子供の頃に、塩屋別院の門前通りで市や見世物小屋にサーカスなどと、賑やかな催し物が行われて居た事を話して居りました。

しかし嫁はんを（仏教寺院なので）塩屋別院へ一度も連れて行く事も無く、一つ上で紹介致しました「ビールとドイツ音楽の夕べ」などに連れ出す事ばかりでした。

焦らされた様に感ずる嫁はんが、ついに「塩屋別院へ連れて行って！」と言い出して、この塩屋別院の写真は私が元気な時に行った時の写真です。

嫁はんにしてみたら、四国の片田舎にドイツ文化が在ると云う・・不思議な感覚だったらしいのですが、実際に寺を観て、また彼らの記録、そして徳島の板野郡板東町（現：鳴門市大麻町）に在るドイツ館（結婚前に最初連れて行った時は、現在のドイツ館よりも古くて小さな建物）に何回も連れて行って、次第に納得出来た様でした。

徳島県鳴門市
ドイツ館

明日は丸亀で居たドイツ俘虜達が移送された板東俘虜収容所に付いて触れたいと思います。

日本最初の第九公演は・・・板東俘虜収容所？

さて、丸亀から移送されたドイツ兵俘虜にとって幸いな事に、丸亀俘虜収容所に劣らず、板東俘虜収容所でも、ドイツ兵俘虜達は或る程度の自由が保証されて居ました。

丸亀で居た時の様に、近隣の住民に楽器の演奏法や農学を教授し、パンやハムなどの製法を教えたり、また丸亀ではしなかったアーチ式の石造橋の造り方なども教えた様です。

その様子は下記の動画でご覧下さい。

板東俘虜収容所

第一話

第二話

第三話

第四話

最終話～前編

最終話～後編

エピローグ～その1

エピローグ～その2

エピローグ～その3

本当は、↑の動画に負けないほど書きたいのですが、丸亀での事では無いので、遠慮を・・。

映画バルトの楽園(予告編)

この板東俘虜収容所で、日本最初のベートーベンの第九交響曲が演奏されたのです。

映画でも使われたカラヤン指揮の第九・・
Karajan

Beethoven
Symphony No.9

上記と同じ演奏では無いと思いますが、日本でのライブCD。