2006/06/12(月)00:04
新交通システムが廃止?!愛知県・桃花台新交通を再訪。
昨日の日記からの続きです。
ことでんレトロ電車乗車&撮影~ポートライナー神戸空港延長線乗りつぶし~けいはんな線乗りつぶし後に、近鉄アーバンライナーnextで名古屋へ向かい、さらに地下鉄~名鉄と電車を乗り継いで、桃花台新交通(愛称「ピーチライナー」)を再訪した。(5月29日)
桃花台新交通株式会社(とうかだいしんこうつう)は、愛知県小牧市で新交通システムの桃花台線を運営している第三セクター会社である。出資者は愛知県と小牧市、中部地方の企業である名古屋鉄道や旧東海銀行(現・三菱東京UFJ銀行)、中部電力など。
平成3年3月に開業。その後平成15年3月決算において、61億円の繰越損失、31億円の債務超過状態となり、平成18年9月には運営資金が底を付く見通しとなった。
赤字解消が困難な事や桃花台ニュータウンの人口が減少する可能性などもある事から、同路線は平成18年3月28日に正式に廃止が発表された。実現された場合、全国で初めて新交通システムが廃止されることとなる。
軌道運輸事業の廃止及び廃止許可申請書の提出について(PDF)
今のところ、平成18年9月30日限りで新交通システムでの運行を取りやめ、翌10月1日に廃止される予定である。
ピーチライナーの運賃表。片道250円。
始発の小牧駅のホームドア。桃が泣いている姿が経営難をあらわしているようで切ない気分になる。
ピーチライナーの編成外観。
新交通システムには珍しく、運転手が乗務して運転するしくみになっている。
中間駅の東田中駅。新交通システムの駅としては、こじんまりとした作りになっている。
終点の桃花台東駅のループ線。片側にしか運転台がないため、方向転換のために、終点駅先に設置されているループ線は、新交通システムでも全国ここだけである。方向転換する車両を後方から撮影したもの。
ループ線の中央にさしかかった車両。
ループ線を回り、運転台が進行方向(小牧方)に向かう。
桃花台東駅外観。
桃花台東駅改札。無人となっておりひっそりとしている。
ピーチライナーの車内。2人がけと1人がけの椅子が並ぶ。最後尾車両を撮影したもの。
桃花台東駅名票。
・・・平日の夕方に乗りに行ったので、そこそこ帰宅の通勤客や買い物帰りの乗客もいたが、満員になる訳でもなく、新交通システムとしては、やはり利用率が低いことを実感した。
小牧からは名鉄~地下鉄と乗り継いで栄で下車。名古屋名物の手羽先を食べた後に、地下鉄で金山駅へ出たあと、ムーンライトながら号で帰京。
東京駅に到着した「ムーンライトながら号」
ムーンライトながら号は、1週間前に手配したが、時期的に楽に指定券が確保できた。来週(6/19の週)からは、7/20~出発の指定券が売り出し開始となる。夏の18きっぷでこの列車を利用してお出かけを予定されている方は、早めの手配をオススメします。(18きっぷシーズンは、指定券は取るのが難しい列車です)
ここまでが、5月27日から5月30日までに出かけた記録です。
明日は、6月3日に出かけた「袋田の滝」を紹介予定です。