貧乏旅人　アジアの星一番が行く　世界への旅

２０１０年　２月　７日（土）　１３７日目（パラグアイ１３日目）

イグアス移住区には、昨日、到着しました。
ここには、日本人経営の、３つの宿があります。

ペンション園田
ホテル・イグアス
福岡旅館

ペンション園田は、まだオープンして、数年らしいですが、多くの
バックパッカーが、目指す宿のようです。

ですが、エアコンのある部屋とない部屋もあり、個室もあるけど、
ほとんどドミしか空いてないって事で、ここは断念。

ホテル･イグアスは、国道沿いにあり、一番大きいらしいですが、
ネットで調べても、出てくる頻度が一番少なく、連絡先もわからなかったので、
ここに、決められず。

福岡旅館。
部屋も広く、キレイで、朝食も和食付き。
机、ソファー、テレビ、冷蔵庫、エアコン、そして、WiFiも付いており、快適。

お値段は、設備に見合って、それなりに高いです。
ペンション園田の、３倍かな？　１２００００グアラニー（２４００円程度）ですが、
高級バックパッカーのアジアの星一番に、相応しい宿です。






そして、この日、宿のチャリを借りて、イグアス移住区を見て廻りました。
JICAの農場試験場内に、移住資料館があり、日曜日でも見せてくれると
言うので、国道をチャリで、ぶっ飛ばしました。

どうですか？　この道路。スピードだせますよ！

国道沿いの畑には、大豆が植えられております。後で聞きましたが、
ここイグアス移住区の特産物は、大豆だそうです。

チャリで、風を受けながら、飛ばしても日差しは強く、全身汗びっしょりで、
５キロほど、行きましたら、看板が見えて来ました。ＪＩＣＡです。

「独立行政法人国際協力機構パラグアイ総合農業試験場」とあります。
長いですねー、名称が。

「聞いてくれ　君たちに地球の悲鳴が聞こえるか」
ＪＩＣＡの看板の隣に、立ててあった看板です。環境問題ですね。






門を入ると、左側にひっそりと建っているのが、「移住資料館」です。






中は、幾つかの部屋に分かれており、
　　移住歴史ギャラリー
　　移住図書館
　　赤城研修所
　　脱穀機の歴史
　　農機具の歴史
　　移民船の歴史
　　ブラジルの農業　などが、ありました。

このように、説明がついており、分かりやすいです。
これは、ヤンマーの脱穀機ですが、この他、個人個人が工夫して作った
脱穀機の写真も、沢山ありました。

日本の製品を購入する資金が不足し、工夫しながら自分で作ったのでしょう。

ここは、移住の歴史ギャラリーですが、説明用の紙が、ずれ落ちそうです。
あんまり、メンテもしていないのかなー？






移住の歴史の概略です。パラグアイへの移住は、１９３６年に
始まったようです。






移住に使われた船です。
説明書きによれば、貨物が主で、人の移送は従であると、記載されてました。
ですから、何ヶ月もの船の移動は、大変だったのだろうなー！　と思ったものです。

しかしながら、福岡旅館の女将さんに聞けば、大変、居心地良かったらしいです。
女将さんは、２歳の頃、両親と共に、移住したので、全く覚えていないと言いますが、
お父さん、お母さんから、あの船の移動は、とっても良くて、忘れられないと、
何度も聞いたとの事です。






これが、荷物を入れて運んだトランクやドラム缶です。
ドラム缶は、現地に入ってから、お風呂として利用されたとの事です。






これが、赤城研修所の写真です。
驚きましたねー！　アジアの星一番は、群馬の生まれで、赤城山の麓で
育ちました。

その赤城山のどこか分かりませんが、海外移住者の研修所があったと
言うのです。７０ヘクタールもの広さを持って、７０００人余りの、研修生が
海外の地に、旅立って行ったそうです。

こんな遠くの異国に来て、故郷の名前が、しかも、詳しく書いて
あるのを見て、深い感慨がありました。






腹減ったので、エンカルナシオンで買った、アンパンを食べました。
勿論、日本人経営のスーパーです。
うまいですよ。（日本で食べたら、そう思うかは分かりませんが・・・。）






夜は、カラオケに行きました。
でっかいスナックです。旅に出て。カラオケなど、行けなかったですが、
久しぶりに、唄いました。

気持ち良いですなー！　唄うって。
そして、安いのですよ。入場料１００００グアラニー、ビール、７５００グアラニー。
唄はただなので、たった１７５００グアラニー（３５０円）で、３時間も唄いました。

何にもない、イグアス移住区のようですが、充実した１日でした。