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貧乏旅人 アジアの星一番が行く 世界への旅

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2018.07.14
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カテゴリ:作家
あらすじ
山川純一は、東北の寒村で生まれ、育ち、中学卒業と同時に東京へ。
苦労しながらも、29歳で、念願の社長になる。26歳で結婚した糟糠の妻は
純一が67歳の時に、医者の誤診から、あっけなく天国に旅立った。
長女、長男はいるが、長女は結婚せず、長男は結婚したものの、子供は
作らないと言う。子供との会話も少なく、純一の財産を貰いたい彼らに
嫌気がさし、チェンマイに旅立つ。
そこで、タイ人女性、フォンと出会い、純一の生活は一変する。フォンとは
愛人の関係になり、フォンの家族との交流も始まり、家族同様の間柄に
なっている。



=================================

家の披露会食は、盛大に行われた。こんなに親戚が居るのか? と言うほど
やって来た。フォンが全てを仕切ったので、純一は、言葉も通じないし、
ニコニコしていれば良いので気楽ではある。親戚たちも、純一には、関心を
示さず、自分達で飲んで食べて、帰って行った。

午前と午後組に分けたらしく、10時を回った頃から、入れ替わり立ち代わり、
やって来た。全員が帰ったのは、もう、午後6時を過ぎた時間であった。
純一は、飲み過ぎて、午後、自分の部屋に行き、昼寝をした。
フォンや、フォンのお母さんは、休む間もなく張り切って、接待をしていた
らしい。大きな家に住み、自慢なのであろう。

料理は、全て仕出しであった。テーブルに並べるだけで、彼女たちの仕事は
終わりである。後は、飲み物を出して、おしゃべりに花を咲かせていれば
良いのであるから、接待と言っても楽である。前の家で、純一を招待した時の
方がよっぽど手間がかかっていた。

家の購入と改造、家具の購入に加えて、フォンに車も買ってあげた。これは、
以前から約束していたものである。全部で、1600万円ほど支払った。
これは、純一が持っている、地方にあるマンション3軒の内、1軒を売って
得た現金である。購入した時は、5000万円を超えていたが、値下がりして、
3000万円で売れたものであった。値下がり損より、今回の支出の方が
まだ安い。それに、まだ、かなりの現金が余っている。

フォンは、家の購入のための手続きなどで、仕事を休んでいたが、それらの
仕事が終わっても、仕事に行く素振りはない。一軒家にしたので、手当ても、
5000バーツから、2万バーツに値上げしてあげた。それで、もう仕事に
行く必要を感じなくなったのかも知れない。

わずか、1年ちょっと前には、1ヶ月働いて、1.2万バーツの給料を貰い、
母親の援助を得ながら細々と暮らしていた。バイクを買って貰って、信じ
られない程、大喜びしていたのである。しかし、今は、一軒家を持ち、車を
持ち、2万バーツの手当てを貰い、大勢の親族まで招待できる生活になった。
これほど、大きな変化はないであろう。全て純一のお陰である。

フォンの振る舞いにも、何となく貫禄が付いたようである。物持ちになった
心の余裕であろうか? 食生活も豊かになった。魚や肉も多くなったのだ。
毎月、親族を招待するようにもなった。その費用は、当然ながら純一が
支払っている。

引っ越しをしてから、数か月が過ぎ去った頃、ベッドの中で、フォンから
お願いがあると言って来た。純一は、もう必要なものはないだろうに、
何だろうと耳を傾けた。

「ゴルフを始めたいの。どうかなー?」
「ゴルフ?」
「そう、時間もあるし、ここの所、食べ過ぎか、体重も増えている。」
「そうだな、少し太ったよな。」
「だから、運動したい。」

純一は、運動するのは良い事だ、と思った。フォンと一緒にゴルフするのも
楽しいだろうな、とも思った。
「では、教えてあげるよ。」
「ほんと! 嬉しい! ゴルフ出来るなんて、優雅よね。」
「じゃー、まず、クラブを買わなきゃー、ならないね。」
「買ってくれるの?」
「あぁ、だって、買わなければ、ゴルフ出来ないよ。
「ありがとう。」

翌日、早速、ゴルフショップに行って、ゴルフクラブに、ゴルフウエア、
手袋、靴など、一式買ってあげた。フォンは大喜びである。
それから、午前中は、毎日、ゴルフの練習に行く。純一も一緒に行って、
教えている。

純一は忙しい。プロイと一緒に住むようになってから、日本語のレッスンを
始めた。フォンが使っていた教材をそのまま転用した。フォンには、又、
新しい教材を買ってきて、教えている。夜は、週に5日は、日本語を教えて
いるのだ。ゴルフは週に3回はプレイしている。従って、充実した忙しい
生活をしているのである。

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Last updated  2018.07.14 09:16:42
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