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貧乏旅人 アジアの星一番が行く 世界への旅

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2018.07.30
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カテゴリ:作家

あらすじ
山川純一は、東北の寒村で生まれ、育ち、中学卒業と同時に東京へ。
苦労しながらも、29歳で、念願の社長になる。26歳で結婚した糟糠の妻は
純一が67歳の時に、医者の誤診から、あっけなく天国に旅立った。
長女、長男はいるが、長女は結婚せず、長男は結婚したものの、子供は
作らないと言う。子供との会話も少なく、純一の財産を貰いたい彼らに
嫌気がさし、チェンマイに旅立つ。
そこで、タイ人女性、フォンと出会い、純一の生活は一変する。フォンとは
愛人の関係になり、フォンの家族との交流も始まり、家族同様の間柄に
なった。さらには、車も買い与え、家も買い、同居生活が始まっている。




=================================
純一は、困惑している。しかし命を粗雑にはしたくない。問題はいつまで
生きられるか、と言う事である。これは、何度考えても結論など出ない。
悩むだけで迷路に入り込むだけである。

「ねぇ、産んでも良いでしょう?」、数日後、フォンが聞いてきた。
「二人で育てられるか、自信がないよ。」
「どうして?」
「もう70歳だよ、いつまで生きられるか分からないよ。」
「食事にも気を付けて、健康診断も定期的にしていれば大丈夫。」
「そうかなー。フォンは産みたいの?」
「そりゃー、産みたい! 絶対よ。」

それからも、二人で色々と話し合った。フォンは産みたいと言う。そして
結婚して欲しいと言い出した。何故ならば、純一が心配するように、万が一
と言う事も考えて置かねばならないと言うのである。その心配は純一も
同じである。

結婚すれば、万が一、純一が天国に旅立ったとしても、妻として、日本で
支払われる年金が貰えると言うのである。純一は、そんな事は知らなかった。
何故、フォンはそんなことを知っているのか? フォンの話によれば、
タイ人のゴルフ仲間から聞いたと言う。

純一とフォン、二人でプレイしていると、他の人達が一緒にプレイして良いか?
と問い掛けられる時がある。そんな仲間の人に、日本人の旦那さん、タイ人の
奥さんがいた。如何にも優しいと感じる旦那さんであった。
奥さんはおしゃべりだが、親切そうである。フォンと気が合うようで、家に
呼んで一緒に食事をするようになっている。

タイ人の奥さんも日本語を話す。4人で話すときは、日本語である。しかし、
時々、二人でタイ語で熱心に話している時があった。彼女に、絶対に籍を
入れた方が良い、と、諸々の項目をあげて、勧められていたのである。
フォンは純一には黙っていたが、妊娠を機会に、それを実現したくて言い
出したのである。

そのご夫妻は結婚していた。旦那が75歳、奥さんは、55歳、20歳違いで
ある。いつも二人でゴルフをしている。純一同様、家も買い、車も持って、
楽しく暮らしているとの事である。子供はいない。

年金を貰えるから結婚を勧められていたと聞いて、純一は、妊娠もフォンの
意思ではないかと、ちらっと疑った。中だしの回数が多かったように思う。
それは、純一が、中だしを好むから、出来るだけ計算して、そのように
してくれていたものと思っていたのだ。しかし、妊娠して思う事は、その
回数が多すぎたようであるのだ。

フォンを問いただして、聞いてみたい気もするが、確認した所でお腹の
中の赤ちゃんがどうなるでもない。出来たものは出来たのである。

日にちが経つに従って、純一も冷静になって来た。困惑度が薄れる。
自分の子供が出来るのは嬉しい。二人の子供を持ったが、小さい頃の可愛さは
格別であった。もっと可愛がっておけば良かったと反省もするのである。

もし、万が一、自分が早死にしたとしても、十分な財産を残しておけば、
フォンや、お母さんが面倒を見て、育ててくれるのは間違いない。
何にしても、フォンが産みたいと言う強い意志を持っていることだ。
堕ろすと言う事は、殺人に相当する、それを自分の意志で実行するのも
怖いし、後ろめたい気持ちがある。

「産んで貰うしか道はないかな?」
そんな考えに、変わって来た純一であるが、1~2年前、やる事もなく、
日本で、悶々とした日々を過ごしていたのが、全く異なる方向に進んで
おり、自分の運命に驚いている。

「長生きしなきゃーならないな。」、子供を産んで貰おうと決めてから、
純一は、心底、そのように思った。健康に気をつけねばならないし、詳しい
健康診断も、1年に1回は受けねばならないとも思った。
特に悪い所もなく、自覚症状もないので、医者にも行っていない。強いて
言えば、太り気味な所だけである。

フォンに子供を産んでいいと言った時のフォンの表情を思い出していた。
勿論、喜んでいたのであるが、何かしら、「してやったり」、と言うような
表情を浮かべたのである。

================================


中だし、のだしを、出しと書くと、公的秩序を乱す言葉が含まれていますと、でて
掲載出来ません。厳しい言葉のチェックがあるのですね。

生物の愛シリーズでは、それに類する言葉が多くあるので、書き方に注意し、
どれが、その禁止語句に該当するのか、いちいち、チェックせねばなりません。






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Last updated  2018.07.30 08:17:19
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