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貧乏旅人 アジアの星一番が行く 世界への旅

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2018.10.10
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カテゴリ:作家
あらすじ
山川純一は、東北の寒村で生まれ、育ち、中学卒業と同時に東京へ。
苦労しながらも、29歳で、念願の社長になる。26歳で結婚した糟糠の妻は
純一が67歳の時に、医者の誤診から、あっけなく天国に旅立った。
長女、長男はいるが、長女は結婚せず、長男は結婚したものの、子供は
作らないと言う。子供との会話も少なく、純一の財産を貰いたい彼らに
嫌気がさし、チェンマイに旅立つ。
そこで、タイ人女性、フォンと出会い、純一の生活は一変する。フォンとは
愛人の関係になり、フォンの家族との交流も始まり、家族同様の間柄に
なった。さらには、車も買い与え、家も買い、同居生活が始まった。
ゴルフも一緒に行い楽しい生活の中、子供が出来たと告げられる。
帰国し、娘と息子に、結婚し子供ができる旨、説明。娘の執拗な反対が
あったが、気にせず、純一はチェンマイに戻った。



=================================

帰国前に、調べたので、 戸籍謄本(1部)、 住民票(1部)、 所得証明書
(1部)は、既に準備した、
これらとパスポートを持って、領事へ出向き、証明発給申請書と、 結婚資格
宣言書に、記載して、申請を行うのである。
書けば簡単であるが、実際の手続きは、面倒である。

その後も、タイの政府に、婚姻届けを出し、さらに、日本の役所に申請を出す
必要がある。純一の資料だけでなく、フォンの資料も必要であり、彼女は離婚
経験者なので、離婚登録証なども必要となる。

これを、子供が産まれる前に行おうとすると、既に、5月末であり、2ヶ月
以内に行う必要がある。従って、この手続きを最優先して行わねばならない。
タイでの申請と、婚姻の受理がなされたら、又、日本へも行かねばならない。

そんな気忙しい時に、一通のメールを受信した。
何と、犬山からである。時々、メールを送っていたが、音信不通であった
長年の親友である。フォンに会った頃から音信不通であるから、2年以上に
なる。どうしていたのか?

「チェンマイに居る、会えるか?」
簡単な、メッセージである。
「勿論、会える。話したいことが、山ほどある。」
と、返事を送った。

数日後、とある居酒屋で、犬山と会った。
「何していたの? 全然、連絡も取れないし、心配していたよ。」
「悪い、悪い、連絡を取ろうとしていたのだけど・・・。」
犬山の話のよれば、2年間、オーストラリアのパースに住んでいたそうである。
テニスで知り合った、女子大生と一緒だったとの事。

彼女が、英語圏に、留学したいと言うので、探して探して、候補地は沢山
あったが、最終的に、パースに決めたと言うのである。
留学費用も滞在費も、彼女の小遣いも全て犬山の負担で、一緒に住んだと言う。
彼女とパースへ行く前に決めた事は、過去は全て捨てると言う事であった。
従って、手紙類や住所、電話番号など、全て廃棄して二人だけで生活すると
言うのが彼女の希望であった。

それで、山川のメールや電話番号も捨てねばならなかったと言う。
犬山は、廃棄する前に連絡したかったが、その頃は、既に、24時間、一緒の
生活をしていたので、それさえ出来なかったとの事である。チェンマイに
戻って、ようやく以前の手帳にメモしておいた、メルアドを探したと言う。

「パースは住みやすい所だったよ。」
英語に不自由しない犬山にとって、言葉的には、チェンマイよりもパースの
方が、自由に過ごすことが出来たのであろう。

「女子大生の彼女はどうしたの?」
「それがさー、現地人の彼氏を作って、別れてくれと、言われたのよ。」
「ええ? 大金を出して留学させてやったのに?」
「そうだよ。冷たいもんだよ。女は豹変するから、困ったものだ。二人の時は、
あんなに愛している、あなただけよ、ずっと年とっても一緒にいたい、とか、
甘い言葉は、数限りなかった。あなたのお陰で、留学出来たし、生活も出来て
いると、感謝の言葉も多かった。その頃は幸せだったなー。」

「それなのに、急に?」
「あぁ、急だったなー。同じ大学の同級生だ。」
「でも、2年間、一緒に住んでいたのでしょう? 知り合う機会は?」
「彼女は、2年の留学を終えて、まぁ彼女の努力もあったけど、去年の暮、
卒業出来たのよ。それからどうするかは、決めてなかったけど、今年に
なってから、もうばらばらになると会えなくなるからと、同級生達と卒業
旅行に行くって事になって・・・。」
「そこで、彼氏と会ったってこと?」
「そうそう、それが、数人の仲間で行くのではなくて、結構、大掛かりな
卒業旅行だったらしく、学部に関係なく、行きたい人は参加出来たらしい。」

「それで、急に親しい関係に?」
「そう言う事よ。」

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Last updated  2018.10.10 08:12:52
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