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2021.04.10
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カテゴリ:作家
あらすじ
悠介は、長野県安曇野の隣、池田町に産まれ、長野高校に進学した。高校の後輩である小平由樹枝と恋人関係になる。3年の夏休み、北海道無銭旅行を遂行。大学の推薦が決まった後、上高地へ出かけ二人は結ばれる。M大学に進学し、1年が過ぎた。春休み、希望大学に合格した由樹枝が東京に来て、短いが二人の充実した同棲生活を送った。しかし、そのわずか1週間後、飲み過ぎて記憶喪失し矢代美恵子と関係してしまった。何とか別れたい悠介であったが、美恵子は別れてくれない。数か月後、アパート代を出すとの約束でようやく別れてくれた。そして由樹枝との仲を戻すべく努力したが、完全に振られた、



写真はネットより借用
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1学期は別れる別れないの問題があり、学校には出席していたが、学業は疎かになっていた。今も勉強どころではないほど落ち込んではいるが、何とか頑張らねばならないと言う気持ちは持っていた。
「おー、寺本、久しぶり! 真っ黒だなー。」
「ほんと、久しぶりだ。彼女は元気かい?」
「あぁ、元気よ。夏休みに、彼女の家に呼ばれて行って来たよ。」
「そうか、良かったなー。」
悠介の唯一の友達と言える高橋だった。昨年バイトで知り合った1歳年下の彼女がいる。今年就職したはずである。

自分の境遇に比べて幸せ一杯の高橋が羨ましかった。
「それで、その後、どうした?」
矢代美恵子と別れた事はまだ言ってなかった。由樹枝に完璧に別れを告げられた事も言ってなかった。
「今夜、時間ある?新宿でも行って飲もうよ。話したいこともある。」
全てを打ち明けて気分を楽にしたかった。高橋とは彼が気落ちしていた時も、飲みに行ったり付き合った仲なのである。

「実は、夏休みに色々とあった。」
「そうか、楽しい話ではなさそうだな。」
高橋は、ビールを飲みながら、そして悠介の態度を見ながらそう言った。
「そうなんだ、矢代美恵子とは別れた。」
「それは、良かったじゃーないか。彼女、あんまり評判良くないからな。」
「そんな悪い人とは思えないけど、別れてくれたんだ。そこまでは良かった。これで、前の彼女と元に戻れると喜んだんだ。」
「それで?」
「全く駄目よ。完全に怒らせてしまった。全て俺のせいだから仕方ないのだけれど、あの冷たい態度は初めてだった。」
「会ったのか?」
「あぁ、先々週だ。まだ最近なんだ。」

どうして由樹枝がいるのに美恵子と関係してしまったのか、飲み過ぎを悔やんで高橋にその時の状況を詳しく説明した。おかしいなー、と高橋が疑問を口にした。記憶喪失したと言っても、関係したことも覚えてないのか? と。
「いくら酔っていると言っても、セックスした事も覚えてないかい? 夢精したって気が付くじゃーないか? 射せいしたらそこで気付くだろう?」
「そうかな? でも全く覚えていないんだ。やったかやらなかったかさえ分からない。美恵子から無理やりやられたと言われたんだ。翌日の朝。」
「それは、騙されたんじゃーないの? 彼女らの戦略だよ。」
「そうだったんか? 翌日の朝も、美恵子は積極的に望んできたんだ。1回やられたら2回も3回も同じだ、と言って。」
「たぶん、それで、既成事実を作ろうと思ったんだよ、きっと。」
悠介はそう言われて見れば、そうかも知れないと思い始めた。いくら泥酔状態とは言え、セックスしたら、増して射せいしたら気付くはずだ。朝も2回目にしては、せい液がたくさん出たように記憶している。

「そうか、北村さんと美恵子に嵌められたか?」
「今更行っても仕方ないけど、その可能性が強いよ。」
だが悠介は美恵子を攻める気にならない。飲み過ぎたのは自分であり、一緒に生活している時も親切で献身的であった。高橋が言うような悪い女には思えない。それよりも由樹枝と元に戻りたいと言う思いが強い。あれだけ明確に別れを告げられても信じる気持ちになれないのである。その前の3年に近い期間、共にした時間が別れを感じさせないのである。それほど相性も良く喧嘩した事もない。受験勉強も一緒で楽しかった。それほど外には出かけなかったが、由樹枝の部屋で過ごす時間は貴重であった。今でも鮮明に覚えている。

「由樹枝と元に戻れないかなー?」
「今は、無理じゃーないの? もう少し時間を置いて、彼女にも冷静になって貰って、それから手紙でも出せば良いんじゃーないの?」
「手紙も出さないでくれと言われた。」
「それは、頻繁に出せばそう思うだろうけどさ、数ヶ月後位に出したらどう?」
「その間に、新しい彼氏が出来たら困る。彼女はもてるから。」
「その時は、それこそ運命だと思って諦めるしかないだろう。」
「そうだな、今でも戻ってくれないのだから、数ヶ月語でも希望は薄い。」
「あんまり力を落とすなよ。」
「あぁ、聞いてくれてありがとう。少しすっきりしたよ。」

高橋と別れアパートへ戻る途中、すっきりしたと思った胸の内に、又寂しさがやって来た。くよくよと考えてしまう。アパートに着いたら、1通の手紙が郵便受けに入っていた。矢代美恵子からに手紙であった。

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Last updated  2021.04.10 09:44:15
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