6370470 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

貧乏旅人 アジアの星一番が行く 世界への旅

貧乏旅人 アジアの星一番が行く 世界への旅

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

アジアの星一番Ver4

アジアの星一番Ver4

カレンダー

楽天カード

お気に入りブログ

隣町の「3COINS」へ… New! ひでわくさんさん

orchard grass カモ… New! tougei1013さん

surfersparadise☆2 ☆rokogirl☆さん
~徒然なるままに@サ… snowshoe-hareさん
<ししぃの館> Sissi@管理人さん

コメント新着

フリーページ

ニューストピックス

2026.04.10
XML
カテゴリ:作家



これは、中国、杭州市の肖山にて働いている、とある日本人が、中国語も
話せないのに、無謀にも、現地ツアーに参加した記録である。

行先は、世界遺産であり、中国人の心の故郷的な名山である、黄山。
美松あり、奇岩が多い黄山に、どんな出来事が待っているのでしょうか?

杭州からオンボロバスに乗って、一路、黄山へ向かっている。



写真はネットより借用

================================

黄山紀行 第2回 2026年4月10日(金)

完全防御の我はと言えば、その寒さに耐え切れない。
窓が開くたびに、閉めて廻る。忙しい。

寝不足故、眠気が襲う。
寒い故、尿意をもようす。
窓が開く故、閉めて廻る。忙しい。

寒い。
トイレに行きたい。
外は雨。
雨の飛沫も、窓から侵入。最悪だ。居眠りの暇なし。

時々、バスは止まるも、何の目的か不明。説明はあるが分からず。
腹へったなー、と思う。 朝は早いし、朝食も抜きだった。
寒くても腹は減るもんだ、と感心する。
食堂的な、ドライブインらしき所にも止まるも、置いてきぼりにあったら、
凍死する。よって、食事は我慢。

ふと売店を見ると、北海道なら、「白い恋人」、群馬ならば、「旅がらす」、
名古屋なら「金鯱物語」のようなビスケットの間に白くて少し甘いのが
入っている絵の菓子を売っていた。喜んで購入。しかし、白くて甘いのは? 
入ってない。単なるビスケットのみ。騙された。しかし、飢えは凌げた。

寒さに耐え、飢えに耐え、トイレは耐えず、およそ7時間。7時20分に、
杭州を出発して、黄山の麓に、14時半着。意識朦朧。
もう天国かと思う。早く暖かい部屋へ行きたい。切にそう思った次第です。
松竹梅の、松、大々奮発の松、豪華等の部屋へである。

ガイドから説明あり。
明日は雨だから、山頂に泊まらないで、日帰りで帰るように、と。
当初の予定では、明日は山頂のホテルに泊まり、朝日も拝む予定であった。
しかしガイドは、雨を理由に、このホテルに、もう一泊するようにと要望。
たぶんそんな事を言っていると思うのであるが、良く分らないし、寒いし、
腹も減っているし、温かい豪華等の部屋へ早く行きたいので、曖昧にうなづく。

宿の部屋、エアコンあり。トイレは水洗。シャワーあるも、豪華等とは言えない。が、オンボロバス、7時間の身には、ほぼ納得。しかし、エアコンはOKなるも、水洗トイレの鎖切れて水出ず。シャワーのホースも外れている。
係りを呼ぶと、18歳の可愛らしい田舎の娘さんが担当としてすぐ来てくれた。
聞けば、泊り込みで、働いていると言う。誤解する人はいないと思いますが、
僕とは別の部屋です。泊まり込みって言うその部屋は。

手まねで、壊れているので、別の部屋へ移動したい旨、説明。
すぐに隣の部屋へ移動。内装チェック。トイレは問題なし、シャワーのホースもきちんと付いているし、水も出る。しかし、電球が、3つ切れている。
言うと、その担当の娘さん、すぐに電球を取りに行き、自分で取替えてくれた。
OK。OK。これでOK。と思いきやエアコンがいつまで経っても、稼動しない。それを言うと、同じ年位の、娘さんが、さらに二人来る。
都合、3名で、なにやら、相談している。なにやらリモコンなどをいじっている。僕は黙って、娘さんを見つめている。

しかし、直らず。 さらに相談している。が直らず。

この寒いのに、エアコンなしでは、凍死の可能性あり。エアコンありと、
エアコンなしの部屋を、瞬時に比較。そして、元の部屋に戻ることにした。
シャワーは諦め、トイレは何とかしてくれ、と必死で説明。
今度は、55歳くらいのおっちゃんが、来室。トイレも、そして、シャワーも
直してくれた。エアコンのスイッチを入れて、しばし待つと、ようやく、
人心地がついた。寒さはこれで凌げる。暖かいだけで、幸せ感が押し寄せる。
豪華等だの、松竹梅だの、どうでもいいや、と思えてきた。宿の周りには、
何もなし。おまけに雨であるから、出かける所はどこもなし。
時間のみありあまるほどある。

暖かくなり凍死の心配がなくなったら、急に空腹である事に気付く。
午後3時を過ぎるのに、朝から、ビスケット5~6枚しか食べていないのだ。
まだそのビスケットが3分の2ほど袋に入っていた。何冊か持ってきた、
小説を読みながら、ビスケットを、もったいぶりながら、一味、一味、噛み
締め、そして食べる。飲み込む。うまいぜ、これが! コリッと齧って、ゆっくりゆっくり噛んで、舌の上でとろとろになるまで、呑みこまない。
とろとろになって、もう噛む必要を感じなくなるまで噛んで、それから
おもむろに喉の奥に流し込む。うむ! うまいぜ! 腹の足しになる。

ベッドに横になり、小説を読みながら、ビスケットをとろとろになるまで、
食べ、残り少ないなーなどと思っていたら、暖房は効いて暖かくなるし、
ほんの少しは腹の足しになるし、目もとろとろして来て、いつの間にか、
すやすやと、天使(?)のような眠りについていた。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2026.04.10 19:50:39
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X