|
カテゴリ:作家
これは、中国、杭州市の肖山にて働いている、とある日本人が、中国語も 話せないのに、無謀にも、現地ツアーに参加した記録である。行先は、 世界遺産での黄山である。 西海に来た。断崖絶壁の、その壁であるが角度、45度もあろうかと 言う、石段が、その絶壁に作られていた。右側は絶壁、左手は谷、 手摺などない。落ちたら命はないだろう。 そこを降りるのであるが、疲れた足はガクガク、加えて高所恐怖症故 さらに足腰はガクガク、急坂をいざりながら降りて行った。最後まで 行けず、這いつくばって広場まで戻る。暫く休んだが、次は何百段か 分からない急階段を登らねばならない。 ![]() 写真はネットより借用 ================================ 第16回 2026年7月19日(日) 途中から霧模様の雨になった。登って行くほどに、霧が濃くなって行く。 Tシャツに短パンでは寒い。購入したロンジーを活用する。 小学生が、傘を差してくれるが、雨でないので、用をなさない。 山道を登りながら、傘を差してくれるので、可哀想だし、何しろ役に立って いないので、傘は差さなくても良い、と言った事を覚えている。 途中で薄暗くなった。 風も強くなった。 足元もおぼつかない暗さになったが、強力の若者達が、我の前後で案内して くれる。もう細かい小雨と言ったような強い霧で、全身びっしょりである。 風もあるから、寒い。 「参ったな、こりゃ! 遭難しねーだろうーな?」、と心配になったが、若者達の 足取りは、確実で迷いがない。 「遭難しねーだろーな?」、と心配しだしてから、30分程で、平らな道に出て、 頂上へ着いた事を知った。山の頂上であるが、比較的整備されているのは、 街灯があり、その明かりでも分かるのであった。 びしょ濡れなので、早く宿に行きたいのであるが、若者たちは、ホテルを通り 過ぎてどんどん歩く。どこへ行くかと思ったら、食堂へ連れて行ったのだ。 夕食を頼めと手振りで要求する。何のことはない。彼らは、我のおごりで、 夕食に有り付こうとしたのであった。 ご馳走しても良いが、早く着替えたいので、ホテルへ行くと言って、食堂を 出ると、若者たちは恨めしそうに、我を見る。何故か悪いことをして いるようで、食堂を出にくい雰囲気であったが、しらばっくれて外に出て、 ホテルらしき建物があったと思われる方向へ歩く。 大きな広場に出た。 その向こうに、あったのです。その岩が。 岩盤上に、大きな金色に輝く岩が乗っているのです。 「何で、落ちないんだ!」、と驚いてしまうほど、不思議であった。 後で、案内書で知ったが、そこが、ゴールデンロックと呼ばれる、パゴダ、 チャイティヨー仏塔であったのです。 4時間余り歩いたと思うが、そこは、海抜1080メートル、パウンラウン山 の山頂である。この岩は、周囲が24メートル、高さは8メートル、その上に パゴダが設置されている。霧ではあるが、風に吹かれて薄ぼんやりと佇む、 その金の岩は、神が住みついていると思わされる雰囲気があり、びしょ濡れの 衣服ではあるものの、しばし、眺めていたものである。 この岩は、大人ひとりで押してもぐらぐら揺れるとの事ですが、決して山頂 から転げ落ちることはないそうです。 機会があったら、是非出かけて見て下さい。ここの場所の名前ですが、もう 一度、書きますが、チャイティヨーと言います。覚えにくいですね。 皆さん、一度は言われた事があると思われますが、例えば、ある時、恋を したと思って下さい。うまく行って、ラブラブだった、その時、彼女の前で、 大失態を演じてしまいました。そして、彼女に言われたのです。 「あなたって、最低よー!」、そう、その「サイティヨー」のサをチャに変える だけで、ここの名前になります。「チャイティヨー」、覚えましたね? 注) これは、ミャンマーのヤンゴンから東へ車で4時間ほど走った ところにある、ゴールデンロックへ行った時の話です。中国の 黄山で回想しているのです。 ================================== お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2026.07.19 13:10:51
コメント(0) | コメントを書く
[作家] カテゴリの最新記事
|