6574879 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

貧乏旅人 アジアの星一番が行く 世界への旅

貧乏旅人 アジアの星一番が行く 世界への旅

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

アジアの星一番Ver4

アジアの星一番Ver4

カレンダー

楽天カード

お気に入りブログ

チベット土石流…ネパ… New! ひでわくさんさん

gift 頂き物 New! tougei1013さん

surfersparadise☆2 ☆rokogirl☆さん
~徒然なるままに@サ… snowshoe-hareさん
<ししぃの館> Sissi@管理人さん

コメント新着

フリーページ

ニューストピックス

2026.08.11
XML
カテゴリ:作家

これは、中国、杭州市の肖山にて働いている、とある日本人が、中国語も
話せないのに、無謀にも、現地ツアーに参加した記録である。行先は、
世界遺産での黄山である。

西海に来た。断崖絶壁の、その壁であるが角度、45度もあろうかと
言う、石段が、その絶壁に作られていた。右側は絶壁、左手は谷、
手摺などない。落ちたら命はないだろう。

そこを降りるのであるが、疲れた足はガクガク、加えて高所恐怖症故
さらに足腰はガクガク、急坂をいざりながら降りて行った。最後まで
行けず、這いつくばって広場まで戻る。暫く休んだが、次は何百段か
分からない急階段を登らねばならない。



写真はネットより借用

================================

第17回 2026年8月11日(火)

第七章 やまびこの谷

ずいぶん遠回りをしました。黄山に戻りましょう。

その祈りの岩で、2番美人の腰に抱きついたまでは、良く覚えている。しかし、
その後は、記憶が曖昧で良く覚えていないのである。大変残念ながら・・・。
岩を触った記憶はあるので、たぶん、彼女達に促されて、何かを祈ったのだと
思うのであるが、良く覚えていない。本当に残念であるが・・・。
恐怖は、記憶を消し去るのであろうか?

あそこで、1番美人が、崖の方へ行って、「ノープロブレム」、と言った時、
人ごとながら、危ない! と思って、両膝を岩につき、手を握ってくれて
いた、2番美人の腰に抱きついたのである。確かに抱きついた。
手はたぶん、彼女の腰かお尻に廻して、顔は彼女の下半身に埋めていた
はずなのである。たぶん、そのふくよかな感触をその手と、顔で感じた
はずなのである。が、だが、しかし、覚えていないのである。

記憶が定かなのは、休息していた石段の下で、腰掛けた時からである。
1番美人と、2番美人に、「本当に、高所恐怖症なのねー」、と言われた。
しかし、その言い方は、哀れむでもなく、馬鹿にしたでもなく、幼子を
いたわるような言い方であったと思う。
2番美人と、台湾婦人が何か会話をしている。台湾婦人が我を見て、
笑っていた。我は力なく、うつむいてしまったが、上海ラーメン男は、
相変わらず、何の関心もなさそうに、遠くを見ていた。

記憶も戻り、意識もはっきりし、呼吸もゆったりとなった頃、へらへら男が、
「さぁ、出発しよう!」、と言った。(たぶん)
我も、最後尾にならないよう、へらへら男について歩く。
暫く歩くと、大きな亀裂をはさんで、百メートルほど向こう側に崖が
ある所についた。へらへら男が、何か説明している。
すると、上海ラーメン男が、向こう側の崖に向かって大声を発した。
「ウオー、ウオーウオー」、と。
やまびこである。よーく、木霊が返ってくる場所だったのだ。例の「ヤッホー」、
と日本人なら言う所である。「アッホー」とふざけて言う奴も必ずいるが。
次に、台湾婦人も、崖に向かって大声を発した。
2番美人が、次は我にやれと催促する。しかし、何とも自信喪失症に
かかってしまったのか、我本来の恥ずかしがり屋の本質が出てしまったのか、
おずおずとしてしまい、仲々、大声を出す場所へ進めない。

1番美人が声を出した。綺麗な木霊が返ってきた。上海ラーメン男に
要望されて、1番美人がもう一度、声を出した。同じように、美しい木霊が
帰って来た。4番美人、3番美人が、次々にやっている頃、我も名誉挽回に
何かやらねばならないと、思うようになった。
声には自信があるのだ。それに気がついた。それを思い出した。しかし、
誰か、もう一度やれと、言ってくれるだろうか?
2番美人の順番となった。ちょっと声が細い。従って、木霊も小さい。
彼女は、おしとやかなのだ。この頃より、彼女の言うこと、やること、
全てを良いように解釈するようになっていた。何故か? って?
分かりません。
2番美人が、我にもやって見ろ、と言ってくれた。我は、勇気を奮い起こして、
声が出るかなー、と不安な心を抱えながらも、その場所に立った。

口に、手を添えて、メガホンを作り、大きく息を吸った。
「ア~ア、アァアァア~」
そう、ターザンがチータを呼んだりする時に発する、それをやったのだ。
ワイズミュラーより、うまく、美しく発する事が出来たと思った。
実は、以前、ヨーデルに凝っていた時期があり、何曲も覚えて、裏山で
歌っていた時期があったのである。
うまく声もひっくり返り、拍手喝さいかと思った。
しかしながら、盛り上がりもなく、笑い声もない。はっきり言えば、白けて
いる雰囲気だ。うますぎたのだ。と思う。
その雰囲気を察してか、2番美人が、「ターザンね」、と言ってくれた。
それで、少し救われた気持ちにはなった。

上海ラーメン男は、既に歩き始めている。
「参ったなー」、と思いながら、我も、仕方なくトボトボと歩き始めた。

それから、しばしどころか、まだまだ、降りたり登ったり、見晴らしの
良い所で休んだりしながらも、かなり歩いた。
そして結構、高い所に来たなー、と思っていたら、光明頂という黄山で
最も高い山の頂上へ出た。さすがに見晴らしも良い。
ホテルも売店もある。ここに泊まるのか? と少し期待した。
期待はいつも裏切られているから、少しだけ期待することにしたのだ。
そうしたら、やっぱり裏切られた。ホテルはここではない。少しだけ
期待したので、がっかり加減も少ない。期待しない事も重要である。
宿泊するホテルは、ここから少し下ったところにあると言う。頂上にいる
のであり、下った所に決まっているが、もう登りにはうんざり所か、
一歩も動かん、と言った状況であり、下りと聞いて、喜んだものである。

10分ほど、下った所にホテルはあった。


==================================





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2026.08.11 18:01:02
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X