黄山紀行 第16回 ~
これは、中国、杭州市の肖山にて働いている、とある日本人が、中国語も話せないのに、無謀にも、現地ツアーに参加した記録である。行先は、世界遺産での黄山である。西海に来た。断崖絶壁の、その壁であるが角度、45度もあろうかと言う、石段が、その絶壁に作られていた。右側は絶壁、左手は谷、手摺などない。落ちたら命はないだろう。そこを降りるのであるが、疲れた足はガクガク、加えて高所恐怖症故さらに足腰はガクガク、急坂をいざりながら降りて行った。最後まで行けず、這いつくばって広場まで戻る。暫く休んだが、次は何百段か分からない急階段を登らねばならない。写真はネットより借用================================第16回 2026年7月3日(金)途中から霧模様の雨になった。登って行くほどに、霧が濃くなって行く。Tシャツに短パンでは寒い。購入したロンジーを活用する。小学生が、傘を差してくれるが、雨でないので、用をなさない。山道を登りながら、傘を差してくれるので、可哀想だし、何しろ役に立っていないので、傘は差さなくても良い、と言った事を覚えている。途中で薄暗くなった。風も強くなった。足元もおぼつかない暗さになったが、強力の若者達が、我の前後で案内してくれる。もう細かい小雨と言ったような強い霧で、全身びっしょりである。風もあるから、寒い。「参ったな、こりゃ! 遭難しねーだろうーな?」、と心配になったが、若者達の足取りは、確実で迷いがない。「遭難しねーだろーな?」、と心配しだしてから、30分程で、平らな道に出て、頂上へ着いた事を知った。山の頂上であるが、比較的整備されているのは、街灯があり、その明かりでも分かるのであった。びしょ濡れなので、早く宿に行きたいのであるが、若者たちは、ホテルを通り過ぎてどんどん歩く。どこへ行くかと思ったら、食堂へ連れて行ったのだ。夕食を頼めと手振りで要求する。何のことはない。彼らは、我のおごりで、夕食に有り付こうとしたのであった。ご馳走しても良いが、早く着替えたいので、ホテルへ行くと言って、食堂を出ると、若者たちは恨めしそうに、我を見る。何故か悪いことをしているようで、食堂を出にくい雰囲気であったが、しらばっくれて外に出て、ホテルらしき建物があったと思われる方向へ歩く。大きな広場に出た。その向こうに、あったのです。その岩が。岩盤上に、大きな金色に輝く岩が乗っているのです。「何で、落ちないんだ!」、と驚いてしまうほど、不思議であった。後で、案内書で知ったが、そこが、ゴールデンロックと呼ばれる、パゴダ、チャイティヨー仏塔であったのです。4時間余り歩いたと思うが、そこは、海抜1080メートル、パウンラウン山の山頂である。この岩は、周囲が24メートル、高さは8メートル、その上にパゴダが設置されている。霧ではあるが、風に吹かれて薄ぼんやりと佇む、その金の岩は、神が住みついていると思わされる雰囲気があり、びしょ濡れの衣服ではあるものの、しばし、眺めていたものである。この岩は、大人ひとりで押してもぐらぐら揺れるとの事ですが、決して山頂から転げ落ちることはないそうです。機会があったら、是非出かけて見て下さい。ここの場所の名前ですが、もう一度、書きますが、チャイティヨーと言います。覚えにくいですね。皆さん、一度は言われた事があると思われますが、例えば、ある時、恋をしたと思って下さい。うまく行って、ラブラブだった、その時、彼女の前で、大失態を演じてしまいました。そして、彼女に言われたのです。「あなたって、最低よー!」、そう、その「サイティヨー」のサをチャに変えるだけで、ここの名前になります。「チャイティヨー」、覚えましたね?==================================