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神社仏閣を巡るコース







 

“西国三十三ケ所観音石仏”の名の通り、33体の観音像を拝むことができます。温泉寺につづく温泉寺旧街道沿いの覆屋に収められています。端正で美しいお顔の仏像に心が洗われるような気持ちになれるでしょう。石仏は長野県高遠の出身で江戸時代後期の名工と謳われた守屋貞治(もりやさだじ)によるもので、温泉寺にも仏像が残されています。
 

温泉寺は高島藩主諏訪氏の菩提寺で本尊は釈迦如来。客殿には“梵鐘(ぼんしょう)”がありますが、1582年(天正10年)織田信忠が伊那郡市田村(現高森町下市田)の安養寺から略奪して、諏訪まで引きずって、捨てていったものを温泉寺が流用したものといわれています。明治3年に温泉寺が火災になり、高島城の山門を移築されたそうです。なかには紫式部の墓もあり、樹齢300年といわれるシダレザクラや日本庭園も見事です。
 

鎌倉時代末期の文献『諏訪上社物忌令(ぶつきれい)之事』に7つの石と7つの木の伝説があります。一説によれば石や木が依代(よりしろ・一種の憑依)としてミシャグジ様を降ろす神事に使われたというものです。その“諏訪七石”である児玉石があるのが児玉石神社です。拝殿前にある2つの大石は、“いぼ石”と呼ばれ神格化されているそうです。
 

先宮神社は諏訪大社が鎮座する前には諏訪の土地を守る神だったそうです。諏訪大社より歴史が古い神社で、境内のけやきは樹齢650年とされ諏訪市の文化財に指定されています。神社の前には水路がありふさがれていません。『国譲り』を迫ったタケミナカタの神様(建御名方神)に抵抗して負け、この地に閉じ込められ出られないように神社の前の川には橋を架けないという言い伝えがあります。祭神はタカテルヒメの命(高光姫命)。
 

諏訪湖に浮かんでいるように見えることから、“浮城”と呼ばれている高島城は、豊臣秀吉の家臣・日根野織部正高吉によって建てられました。現在、本の丸部分が残っています。二の丸跡地には庭園が広がり、天守閣からは諏訪湖の全景を眺めることができます。ソメイヨシノを中心にシダレザクラ、ヒガンザクラなど約90本があるほか、四季折々の木々や花が希望を与えてくれる場所です。開館時間は、9時から17時30分(4月1日〜9月30日10月1日〜3月31日は16時30分まで)。休館日は12月26日〜12月31日。
 
 
     
 


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