設備より躯体性能(断熱性、耐震性)を 優先
おはようございます、紙太材木店の田原です。日中は暖かくなってきましたから昨日は油断していて29度・・・薪ストーブのおかげですが、室温調整が微妙なこの頃です。さて、2月も終わりですが1月、2月の電気料金はどれくらいでしたでしょうか?2月分の請求はもう少し先と思われますが一般的に1月より少し安くなる傾向があります。1月はお正月休みで家にいる時間が多くなりますし、夜更かしすればそれだけ電気を使うことになります。それに2月は28日しかありませんから1月より3日少ないのも関係しているでしょう。紙太材木店では付加断熱を10年ほど前からしていますが5年ほど前までは太陽光パネルは予算に余裕があれば設置。パネルより先にすることは、断熱性を上げる事。Ua値で言えば0.3程度までは断熱性優先とお話してきました。と言うのもパネルは後からでも容易に設置できますが、住まいの断熱性を上げることは後からの工事では費用も掛かりますし、住ながらとなるとストレスも多く難しいものがあります。北海道では外壁側からの断熱改修もありますからストレス的には軽減されても費用的にはそれなりにかかります。2017年から2020年までの4年間の太陽光パネルの設置率は50%弱ほぼ半数の方が設置してました。それが2021年以降は、100%の方がパネルを設置されています。蓄電池の設置はまだありませんが、電気代については上がることはあっても下がることはありません。FITでの買取金額はまだしばらく続きますが、価格的には減少傾向です。エネルギー価格上昇に対する住まい手側の対抗手段の順番は1 断熱性を0.3程度まで確保2 太陽光パネル3 蓄電池この順番です。蓄電池は価格的にこなれていない感がありますが、近い将来にはどの家庭でも設置の方向に行くと思われます。紙太材木店の住まいのオーナーさんの年間のエネルギー代の収支はUa値0.3前後夫婦+子供2人30坪前後パネル容量4~5Kw平均すると、自家消費買電、売電で年間で+5700円となります。10年間は売電がありますが、その後は売電単価が安くなりますから収支としてはマイナスになるでしょう。そのマイナスがどれくらいになるか?FIT終了後の売電単価を厳しめに見て6円買電単価を40円とすると年間のエネルギー収支はマイナス90.000円ほどになります。住まいの性能とパネル設置容量で異なりますが、Ua値0.3前後でも上記のような収支になります。断熱性を優先した住まいと断熱性よりパネル容量を優先した住まいでは、かなり違いが出るんじゃないでしょうか。くれぐれも、設備より躯体性能(断熱性、耐震性)を優先してください。蓄電池の出番はFIT終了後のその頃でも遅くはありません。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから