設備の前に断熱
おはようございます、紙太材木店の田原です。過去の気象データを見ると、1970年の11月29日の夜は岐阜は大雪でした。50年以上前ですが明日、大雪が降ったらなんて想像できませんね。翌日の30日の最高気温は3度最低気温はマイナス0.5度誰もが灯油代やエアコンの電気代を気にせず、暖かい家で過ごせればいいのですが、そんな家ばかりではありません。5000万戸のうち約30%が無断熱の家日経BPが作成した資料によると2019年データで無断熱の家は29%1980年基準36%1992年基準22%平成11年(1999年)基準13%6年ほど前のデータですが、平成11年基準というのは当時、次世代省エネ基準と言われていたもので断熱性能等級は4・・・・。等級4程度では、誰もが灯油代やエアコンの電気代を気にせず暖房できるというレベルではありません。でも、当時は国が定めた断熱性能等級の最高等級でした。なので、HMや工務店の多くはそれをうたい文句に暖かいですよ~最高等級ですよ~今ほどSNSなどは普及していませんでした。信頼した営業マンや設計者などの実務者からそう言われますからもう断熱は大丈夫プロがそう言うんだから暖かい家にしてくれるそう思ってしまいますが、そもそもそのプロは暖かい家に住んでいたのか?というギモンが出てきます。割合から言えば13%ですから6人に一人程度。プロが言うんだから大丈夫という訳にはいきませんね。これらの勘違いが起こる主な理由は、暖かい家というとても抽象的な言葉です。暖かい家の定義なんてありませんからある意味、言った者勝ちなのでプロは冷暖房負荷で判断します。一冬家中を20度で暖房した時暖房費がいくらかかかるか27度で冷房した時いくらかかるか5地域、6地域で一冬(11月中~3月)の暖房代が1万円か2万円か5万円か8万円か家中を暖房した時20度で暖房した時この2つを統一しておけば、誰もがどんな家でも比較できます。暖房負荷を計算する時の設定温度は「建築物省エネ法等に基づく一次エネルギー消費計算」により20度と決められています。5地域で断熱性能等級4程度では、30坪ほどの家で一冬の暖房代は7~8万円かかります。(電力単価30円)でも、5.6地域で暖房設定温度を20度にしている家は一般的ではありません。おそらく23度あるいは24度程度ではないでしょうか?暖房設定温度は1度上げると10%電気代が上がるとされています。等級4程度では、誰もが灯油代やエアコンの電気代を気にせず暖房できるというレベルではないことが分かります。パネルで発電するから蓄電池があるからではなく、プロの実務者であれば設備の前に断熱と言うはずです。推奨レベルは自然温度差10度取ってUa値0.3前後でしょうか。紙太材木店HPこちらから家づくりのコンパス コラムです紙太材木店インスタグラムこちらから