建築資材の値上がりからウッドマイルズを考える
おはようございます、紙太材木店の田原です。イラン情勢、建築資材に様々な影響が出始めました。先日断熱材の値上がりでしたが、今回は塗料用のシンナー(原料はナフサ)紙太材木店では溶剤系の塗料を使うことはないのでシンナーも使いませんが、それでも75%の値上がりと聞くと石油由来の建築資材はリスクが大きいのが分かります。建築資材の中でも内装で使われる枠付きのドアやキッチンの面材、家具などには木目を印刷した塩化ビニールが張られていますから、早晩値上げは避けられないでしょう。工務店業界の一部では以前から 地産地消 が提唱されていました。これは地元産の木材を使うことだけでなく、大工や建具、板金や畳、左官といった地域の職人を使うことで、地域経済に貢献することを意味しています。地元の工務店や建築会社で家を建てる地元の銀行でローンを組むこれらすべてが地域の活力の元になります。しかし大手のHMで家を建てれば、数千万の建築資金の大半は大手のHMの本社のある東京や大阪に行ってしまいます。35年間返済するお金は先取りされて、東京や大阪に行ってしまいますから東京はますます豊かになります。別の見方をすれば、地方から東京に毎月、年貢を納めているのと同じと言っていいでしょう。地産地消に関連して ウッドマイルズ という言葉があります。木材の輸送量と輸送距離を掛けて木材の運搬にかかる環境負荷を数値化したものです。住宅医協会の村上さんが、自宅の改修をされた時のウッドマイルズをわかりやすく解説されています。住まいは個人資産であると同時に地域の社会資産でもあります。建築資材の大半が工業製品であれば、石油由来の原料も多く含まれていますしそのメーカーの大半はやはり東京や大阪に本社があります。元請けの大手HMの利益も、本社の所在地に行きますから地元には何も残りません。住まいを新築する時や改修する時、上記の事を頭の片隅に置いて頂ければと思います。紙太材木店HPこちらから家づくりのコンパス コラムです >>紙太材木店インスタグラムこちらから