中古築浅住宅の購入と断熱耐震改修はセットで考える
おはようございます、紙太材木店の田原です。ようやく晴れ間が続きそうな予報が出ました。草刈りやら竹林の整備、ケヤキの枯れ枝の処理など休日に隙間時間を作りながらになりますが、どこまでできるか・・・さて、アーキテクトビルダーの今月号は部分リノベ興味を引いたのは断熱改修で外壁全面を付加断熱するというもの。北海道などでは普通に行われていますが、東北以南の内地ではこれまではそこまでの断熱改修をするのは稀でした。新住協の会員のなかでも外壁全面となるとそれほどいないでしょう。紙太材木店でも10年ほど前、お隣の美濃加茂市で長期優良住宅化リフォームで外壁を全面剥がして付加断熱していますが、外壁はサイディングではなくモルタル吹付。結露計算などしながら難儀して工事をした覚えがあります。今回アーキテクトビルダーで紹介されている断熱改修実はポイントがあって、対象となる家は築浅のローコストビルダーが建てた総2階建ての家。築浅と言うのは、建ててからの年数が比較的短い建物を言います。断熱性能等級4が最高等級だったのは2022年の3月まで。その年の4月に断熱等級が改正され、今では等級4は7段階のあるうちの真ん中。今は最低の義務化ラインですが2030年には基準外になる等級。外壁を全面付加断熱するにあたって施工上の問題になるのは、仕上げのサイディングやモルタルですが築浅のローコストの家は100%サイディングなので、容易に撤去することができます。加えて、総2階建てなので1階がはみ出していないので1階の屋根がありません。1階の屋根があると2階の壁に屋根が当たりますから、防水や通気の処理などに技術が要求されます。また、ローコスト住宅では今では一般的な外壁の面材が張ってありません。柱を立てたらそのすぐ外側には面材ではなく直接防水紙が貼られます。耐震性の確保は面材ではなく筋交いで行っていますから、そのような施工ができます。サイディングの下地は、柱に張った防水紙の上に通気用の胴縁を取り付けてそれに替えます。サイディングをはがして面材を貼ることで、既に筋交いである程度の耐震性は確保されていますから耐震強度を上げることができます。その面材の上に付加断熱をして、外壁を仕上げるサッシも内窓を付けることで既存のサッシをつくことができそうです。と言うことで容易に外壁の付加断熱ができそう書きましたが、それなりに費用が掛かります。35坪程度、天井と床の断熱も強化をして断熱性能等級6、耐震等級3にして約1000万工期は2か月で住みながらの断熱改修技術的には住みながらなので、部屋うちの壁やクロスは剥がしません。既存の防湿気密シートがきちんとできているのが前提となります。面材で気密が取れても防湿は別。ここがポイントにになるでしょう。後はその断熱改修に1000万の価値があるかどうかの判断でしょうか。性能向上リフォームに対する補助金は、自治体によっても取り組みに大きな開きがあります。100万以上のところもあれば0のところも・・・国からは100万ほど出ていますが、総額に比べて低い感じがします。新築住宅が高騰する中、中古住宅の購入と断熱耐震改修は時代の流れですがせめて補助金が200~300万にならないとなかなか進まないのではないでしょうか。新築をあきらめ中古住宅を購入改修する住まい手にとっては、断熱性能等級6、耐震等級3は最低基準と考えるのではないでしょうか。紙太材木店HPこちらから家づくりのコンパス コラムです >>紙太材木店インスタグラムこちらから