ケヤキの木の下で            岐阜/愛知 自然素材でZEH READYの家

2012/09/24(月)10:53

無垢のケヤキで作る

造作家具(25)

おはようございます、 紙太材木店の田原です。 先日までの暑さが嘘のように今朝は 気持ちのいい朝。 少し寒いぐらいで、 昨夜はベッドで毛布に包まって寝ておりました。 さて、 先日の椅子に続いて今回は座卓 ダイニングのテーブルなどは 大きな一枚板のテーブルであれば世代を越えて使えますから 何かのきっかけがあれば購入したいもの。 一枚板の無垢のテーブルと お気に入りの椅子があれば 食卓についた時も 何か素敵な料理がでてくる気がして なんとなくワクワクするかもしれませんね。 あるいは 家の中で一番のお気に入りのコーナーになることもあります。 一般に無垢の一枚板というと 聞いただけで高い! というイメージをお持ちかもしれませんが ある意味あたってますが、 そうとばかりはいえません。 同じように見える板も 乾燥の度合いにより 値段はびっくりするほど変ってきます。 5~6年乾燥させたものと 20年以上乾燥させたものでは 乾燥度が違いますから 割れやヒビが入ったり、反りが出る割合は 年数が経つほど少なくなっていきます。 ということは 伐採して板にした時、普通に見える板も 時とともに割れが入ったり、反りが出て テーブルとしては使えなくなることを意味します。 今年購入した10枚の板のうち 20年後まで残る板は1~2枚 悪ければ一枚も残らない・・・ 値段が高いはずですね。 20年の自然乾燥に耐え 割れや反りもそれほどひどくないものが 一枚板の無垢のテーブルになります。 そこで ちょっとリスクを覚悟で つまりテーブルにしてから 若干の割れや反りは自然の木だから当たり前 という、おおらかで、ワイルドな視点に立てば 5~8年の無垢の板をそれなりの値段で購入できます。 上のケヤキ 巾は80センチ、長さは2.2m 厚さは7センチありますが 反りは1.2センチ 凹で1.2センチ 凸でも1.2センチですから 水平な板にするため削ると 表面で1.2センチ削り 裏面で1.2センチ削って 4.6センチの厚さの板になります。 素朴な形の座卓 単純な形ですから品よく仕上げるのが難しい 足の太さと位置、板の厚さのバランス、これだけ。 しばらく頭に汗をかきそうです。 をれでは 皆さん、次回をお楽しみに。

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