ケヤキの木の下で            岐阜/愛知 自然素材でZEH READYの家

2015/05/20(水)07:54

暖房負荷と聞いただけで死んだふりする方へ

家づくりのたいせつな話(512)

おはようございます、 紙太材木店の田原です。 昨日、小柳が帰ってくるなり、 社長、皐ケ丘の家のユニットバスの天井・・・ 何をしたんですか? えっ、なに? 大変でした 何をって、隙間に断熱材を入れて・・・・ というわけで(^_^;) 現場ではいろんなことが起こります、 人生と同じですね。 さて、 以前から日本の住宅政策が大変貌を遂げつつあるとお話してます。 もちろん、ほとんどの新築検討者はそのことをご存知ありませんし、 一般の方に限れば99%知らない・・・ 問題なのはこれから家を建てようとする方の中でも 知っているのはごく少数の勉強されてる方 一般のこれから建てる方は蚊帳の外状態ということなんです。 ということで このブログでも何度も ご自分の家を建てる時は 性能(暖冷房負荷:暖房や冷房に使うエネルギーの値段が ひと冬、ひと夏にどれくらい必要な家なのか)が これからの家を建てる基準ですよ ということを 出来るだけ口数多お話してます。 ただ、 暖房負荷とか冷房負荷なんて言葉は 聞いただけでは? 数学と聞いただけで死んだふりしてた うちの娘状態の方も数多くいるわけで いかにわかり易くお話するかがポイント 簡単に言えば 暖房代が気にならない家とか 冷房代を気にしなくてもいい家 もちろん、24時間つけたままにして。 と言うと いくらかかるの? それが暖房負荷で パッシブハウスでは規定があって ○○以下にしてくださいね、 となっています。 ところで エアコンは消費するエネルギーが 得られるエネルギーの約1/3で済む優れもの 暖房負荷が○○○となっていても 実際消費する電気、 つまり使う電気はその1/3で済むということです。 ということで 最後に小学生の算数です・・・ 99m2の家(30坪の家) 暖房負荷 15kwh(パッシブハウス基準) と言うのは 99×15で1485kwh エアコンで暖房するので1/3になるから 1485×0.3で495kwh 電気代を1kw25円とすると 495×25で12375円 ひと冬の暖房代 12375円 (家中暖房して) 家中、24時間暖房しても これくらいの暖房代しかかからなければ 気にならないんじゃないでしょうか 10月半ばから4月半ばまでの6ヶ月間とすると 月に2062円の暖房代ということになります。 もちろん冷房負荷も同じように計算できます。 年間の冷暖房代がいくらかかる家なのか 計算でわかる時代になってます。 ローンの返済額にプラスされる住宅のランニングコストですから そのトータルな金額が同じなら 性能アップに資金を回すべきでしょう。

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