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ケヤキの木の下で            岐阜/愛知   自然素材でZEH READYの家

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2017年12月22日
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カテゴリ:断熱のこと
おはようございます、
紙太材木店の田原です。



​​俺のフレンチ 東京​​

冬至の今朝はマイナス2.5度の美濃地方です。
気温は地上1.5mの温度
でも地表の温度はもっと下がっています。
事務所の前のコンクリートブロックの表面温度は
放射温度計で測るとご覧の通り


雲一つない快晴ですから放射冷却現象が起きて冷たくなります。
簡単に言うと空(宇宙)と地面の熱のやり取りで
温度の高いほう(地面)から低いほう(空)に熱が移動した結果
地面の温度が下がったわけです。
因みにこの放射温度計を空に向けると


マイナス33度
熱は放射、伝導、対流の3つの手段で移動しますから
この場合、放射によって地面から熱が移動し移動した分地表の温度が下がったわけです。
霜は空気中の水蒸気が放射冷却で冷やされた地表面で結晶化したもの
カーポートの屋根の下の車はフロントガラスが霜で真っ白になることはありません。
これはカーポートの屋根が車のフロントガラスと空(宇宙)の熱のやり取りを邪魔してるからで
屋根がなく青空駐車ではフロントガラスは霜で真っ白になってしまいます。

下の写真はどうでしょう。


外壁に霜が付いていて
色の濃いところは既に霜が融けているところ
白くなっているところはまだ霜が融けていないところです。
面白いのは融けていない白いところの裏には
柱や梁があると思われることです。
柱や梁は質量が大きいので蓄冷していて気温が上がっても
まだ冷たいままなので融けるタイミングが遅くなっていると思われますが
じゃあ、融けたところの裏には何があるのか?
と言うとおそらく断熱材。
熱貫流率は構造材料のほうが大きく本来なら
その部分が融けて、断熱材が入っているほうが融けていないと考えられるのに
実際はその逆になっています。
おそらく家の中が暖房されてなくて冷えていると思われます。

この現象は人のいない倉庫でも起こりますし、
人の住んでいる建物でも同じことが起こっているので
いろんな要素が絡んでこの現象を引き起こしていると考えられます。
もちろん家の中の熱が逃げだして起こっているケースもあるでしょうが
実際のところは様々な数値を測定しながら検証しないと
上の写真で起こっていることの説明は難しいと思われますが
朝の通勤の途中にこのような家を見かけたら
その多くは家の断熱性が不足しているケースと思われます。





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Last updated  2018年03月21日 12時12分34秒
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