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ケヤキの木の下で            岐阜/愛知   自然素材でZEH READYの家

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2019年04月10日
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カテゴリ:紙太材木店の考え


アントニン レーモンド 建築詳細図譜(復刻版)

おはようございます、
紙太材木店の田原です。

今朝は冷えて6度台の美濃地方
日中も東京は最高気温が6.7度とか
こちらも10度程度で、一日雨
日差しもありませんから
寒い一日になりそうです。

上の写真は
アントニン レーモンドが1938年に出した本の復刻版です。
建物や室内の写真とその写真の図面が見開きで
掲載されていてとても興味深いものですが
一般の方にはつまらないかもしれません。

ただ実務者である設計者や施工管理をする者にとっては
今から80年以上前にこんな工夫をしていたのかと
驚くことが多々あります。
特に木製の建具では隙間風を防ぐ工夫が随所に見られ
室内環境にかなり配慮していたことが分かります。
特に、一番最初のページには
東京と大阪の月別の温度と湿度、降水量
風速、太陽高度などのグラフや
四季折々の日本の風土を紹介していて
工務店や設計事務所には必須の本と言えるでしょう。

初版の前書きで
レーモンドはこう述べています。

私たちは、日本人から物質の自然な本質と外面の価値を学んだ。
人口の仕上げを避け、非難すべき模倣を避けた。
材料を選択する時、その実際的な価値ばかりでなく、
自然の色や肌ざわりも考え、存続する様式として、
真の調和をその方法で創造している。
「自伝アントニン レーモンド」(鹿島出版会、2007年)所収の訳文転載

また、1947年新版の前書きでは
流行による創作はすたれる。時の流れに耐えるものにこそ、価値がある。
「A・レーモンドの建築詳細」(彰国社、2005年)所収の訳文転載
と述べています。

紙太材木店の家の基本コンセプトは
心地よさにはデザインが
暮らし易さには性能が
手仕事でつくる自然素材の家
ですが、
本を読むとまだまだ道のりは長そうです。







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Last updated  2019年04月10日 08時48分29秒
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