ケヤキの木の下で            岐阜/愛知 自然素材でZEH READYの家

2020/06/19(金)08:24

どの数値を見たらいい?

家づくりのたいせつな話(511)

​ おはようございます、 紙太材木店の田原です。 今日一日雨模様ですが リフォームの現場が始まります。 住宅性能の指標値であるUa値は 住まいから逃げていく熱を表しています。 省エネ基準の改正でそれ以前のQ値に変わって使われていますから 最近の新築検討者の多くはUa値が指標の一つと認識してますし、 最近性能に目覚めた工務店や設計事務所の多くもUa値派です。 ただ、Ua値は換気による熱損失を含んだ数字ではありません。 24時間換気は義務付けられていて 2時間に一回、家中の空気を入換える。 つまり、暖房して暖かくした空気も、冷房して涼しくした空気も 2時間に一回、入換えてしまいます。 冷暖房した熱については考慮されないことになります。 つまり同じUa値でも 熱交換をしている換気装置を付けているかいないかで、 必要なエアコンの能力が変わってきます。 換気による熱損失がどの程度なのかわからなければ、 必要なエアコンの台数や能力も計算のしようがありません。 加えて ​自然温度差(自然室温とも言います)​が どの程度あるのかで、暖かさの質もかわってきます。 同時に夏は日射遮蔽ができているかどうか。 Ua値は一つの指標にはなりますが、 暮らし易さ(経済的にも)の質というところまで表しているわけではありません。 Q値や自然温度差はもっと見直されてもいいのですが C値(気密)が関係してきますから、 都合の悪い数値、不都合な数値と言うことになってしまいます。

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