ケヤキの木の下で            岐阜/愛知 自然素材でZEH READYの家

2021/08/09(月)08:49

大丈夫?

温熱環境(206)

​ おはようございます、 紙太材木店の田原です。 昨日はこの夏一番の暑さ。 多治見では40度を超えてましたし、岐阜も39度。 美濃市や美濃加茂市も全国のトップ10に入ってましたから、 昨日の美濃地方は全国一の暑い地域だったようです。 以前お話しした日射遮蔽。 ガラリ戸や外付けブラインド、 それにシェードやハニカムサーモスクリーンがあります。 城屋敷の家ではそのうちの3つが使われてますから、 窓辺に立った時に肌感覚で違いが分かります。 もちろん、シェードだけではガラリ戸や外付けブラインドより 輻射熱を多く感じるわけです。 対策としては、 プラスアルファの遮蔽の取付が必要だと感じました。 特に西日の直射日光が直接当たる窓や 強烈な輻射熱が想定される窓では、 室内側に遮光や遮熱のロールスクリーンやカーテンが考えられます。 室内はそれなりに暗くなりますから、 設計時に室内の明るさと暑さ対策の検討は必須です。 南北に細長い敷地の場合 東西には窓をつけない設計者もいますが、 明るさや光はできるだけ様々な方向から確保したいと考えます。 当然、日射対策も必要になりますし、 予算上の制約も出てきます。 性能とデザイン、それに予算のバランスをどのようにとるか? 住まい手はデザインや予算は目で見てわかりますが、 性能については設計者を信ずる以外ありません。 設計者が大丈夫と言えば、大丈夫と信じる以外ありませんから その大丈夫の根拠を設計者は丁寧に伝える必要があります。 安易に大丈夫なんてとても言えないわけで、 設計者の責任は誠に重大であると感じるこの夏である。

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