ケヤキの木の下で            岐阜/愛知 自然素材でZEH READYの家

2024/02/14(水)16:22

用の美

家づくりのたいせつな話(512)

土曜日は完成見学会 おはようございます、 紙太材木店の田原です。 今朝は久しぶりの1度台で、氷は張っていません。 昨日の日中は季節外れの暖かさでしたが、 今日もそんな日になりそうです。 日本中のいろんな仕組みが、 コロナを境にどんどん変わっています。 住宅で言えば 断熱や確認申請時の4号特例の基準 あるいは東京都のように 太陽光パネルの設置義務です。 今回の能登半島の地震の調査次第では、 耐震性能の基準の変更も予想されます。 長期優良住宅では 既に等級3が基準になっていますが、 この等級3は等級1の 1.5倍の地震に耐えられる構造です。 つまり、ベースになっているのは 耐震等級1なんですね。 この等級1は40年以上前の 1981年に作られた基準です。 住宅を建てる前に提出する確認申請では、 耐震等級1をクリアしていれば許可が出ます。 熊本地震の悉皆調査(全棟調査) この耐震等級1では 倒壊8.7% 全壊9.7% 大規模半壊、半壊、一部損壊61.2% 無被害20.4% 倒壊と全壊が18.4%ですが 大規模半壊は取り壊し 半壊も恐らく住めるようにするには 相当程度の費用が掛かりますから 取り壊しでしょう。 一部損壊の割合が どの程度かは分かりません。 能登の地震の調査結果次第では、 この耐震等級1の基準自体が 変更される可能性があります。 パラダイムシフトという言葉があります。 住宅に限らず、 労働時間や 再エネ、省エネ ダイハツ 政治など あらゆる分野で 従来はそれで良しとされてきたもの 許容されてきたもの 常識とされてきたものが、 根本的に変化しています。 住まいをどうするかということについても 耐震性の低い住宅 省エネ性の低い住宅 耐久性の低い住宅などは、 今後の日本では 価値のない家となる可能性が高いです。 中古住宅を買うとして 上記の住宅を 積極的に買いたい人はそれほど 多くいるわけではありません。 日本中どこでも地震の可能性がありますから 新築住宅の優先順位は 耐震性が第一 断熱性(省エネ)が第二 耐久性が第三 極論を言えば 後はお好きにどうぞでしょうか。 但し、 ​用の美は住まいにも言える言葉です。 紙太材木店インスタグラムこちらから​ 紙太材木店HPこちらから

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