ようやく第一歩が
おはようございます、紙太材木店の田原です。今朝は4.8度と、少し冷えています。この週末は春のお祭り。4月の第一か第二の週末が多いようで、周辺の市町村でも開かれるようです。職人さんの休みは基本的に日曜だけですが、お祭りの時は土曜日も休み。お祭りの大事な担い手になってる職人さんも多いんですね。東北の伝統的なお祭りが今年で最後と先日TVで報じていましたが、人口が減って地域に残る人が少なくなっていくのは寂しい限りです。さて、この4月から省エネ性能のラベル表示制度が始まりました。どんな建物でもかと言うと、そうではありません。住宅で言えば分譲住宅(建売住宅)分譲マンション賃貸住宅買取再販住宅上の4つ。工務店やHM、設計事務所の注文住宅は対象外もうひとつ、この制度は努力義務できるだけ表示して下さいね、です。この類の性能表示はすでにEUでは20年も前から義務化されていますから、周回遅れの感は否めませんがようやく第一歩でしょうか。今後順次、評価の対象や表示内容も変わっていくと思われます。SUMOの編集長の池本さんがEUと日本の制度について書かれてますから興味のある方はご覧ください。性能の低いアパートは賃貸禁止、家賃の値上げ禁止の国もあります。分譲や賃貸だけでなく、注文住宅にもこの表示制度が適用されるのも時間の問題と思われます。同時に努力義務ではなく、表示義務に。何が表示されるかと言うとエネルギー消費性能と断熱性能 の二つ自己評価と第三者評価の二通りの表記方法があって、第三者評価は従来からあるBELS評価自己評価はWEBプログラムの計算結果を使って自社で発行するものです。今現在既にBELSを発行している会社は、ある意味何年か先を行っていたことになります。住宅はどうあるべきか社会のニーズはどう変化していくかなど先を見ていたということでしょうか。もっとも、注文住宅ではまだ努力義務も課されていませんし、まして義務化もされていません。国の制度が突然変わってしまうことも無い訳ではなく、ある日突然こんな制度止めますなんてことにはならない前提ですが…2050年のカーボンニュートラル(家庭からの温室効果ガスの排出ゼロ)に向けて日本のみならず、多くの国も動いてます。これから家を建てようとする方、あるいは分譲住宅、マンションを購入しようとする方は、この制度の意味や目指す方向がどこにあるかを見通す必要があります。何も考えず、相手の言うまま信用して家を建てたり、買ったりの時代はとうに過ぎてしまいました。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから