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ケヤキの木の下で            岐阜/愛知 自然素材でZEH READYの家

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断熱のこと

2019年12月23日
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カテゴリ:断熱のこと



おはようございます、
紙太材木店の田原です。

昨日は冬至。一日どんよりした曇り空で気温も10度ほど
寒い一日でした。

冬至ですから太陽高度は今年最低で
何度かというと美濃地方では31度ほど。
12時少し前の太陽が一番高く上がった時、
三角定規の一番とがったあの角度とほぼ同じと言うことになります。
田んぼの中の一軒家で南向きの家なら一日日差しがありますが、
住宅地や町中では周辺の建物に影響されます。
1階リビングの家なら
運が良ければ10時頃から2時ぐらいまででしょうか。
でもそれは南に面して道路があって庭があって、
道路向かいの家まで15m以上離れていれば…ですが。

冬至は昨日ですが、寒さはこれからが本番なのはご承知の通り。
太陽高度が低ければ日差しは部屋の奥まで入ってきますが
昨日が一番入ってきた日で、
これからはどんどん部屋からは逃げていきます。

南に面した窓から入る日射は
一冬の暖房費にかなり影響を与えます。(日本海側のように日射の少ないところは別)
寒い家に住んできた日本人は
感覚的に南向きの家を暖かい家と思ってますが、
現代の密集した住宅地では南向きの家と言うだけではまだ少し足りません。
皆さんが思っている暖かい家には一歩足りないんですね。
二階にリビングを持っていくのも一つの考えですし、
南に面して吹抜けを作りそこに大きな窓を持っていくのも考えられます。
西方さんの自邸などは南に面して相当大きな吹抜けと窓がありますが、
これなどはその典型でしょうか。
もちろん耐震等級3のことも考えなければなりませんから、
バランスのいい壁の配置も考える必要があります。
同時に取り込んだ日射のエネルギーを
いかに家全体に行きわたらせるかも考えなければなりません。
これらの事は従来は設計者が感覚的に行ってきましたが、
現代ではそれを計算である程度確かめることができます。

勘と経験の暖かい家ではなく、エビデンスのある暖かい家。
トイレや脱衣室、お風呂を含め、家全体を一冬22度にしたとき
その暖房費がいくらになるか?
壁や屋根、天井に配置する断熱材は
何をどれだけの厚みで入れる必要があるのか?
またそれにはいくらかかるのか?
これから家を建てる方は
これらの事を確認したうえで家づくりを考える必要がありますが、
そんな人はそれほどいるわけでないのが不思議…。






Last updated  2019年12月23日 09時01分09秒
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2019年07月31日
カテゴリ:断熱のこと
​​​
屋根の断熱材 厚さ105mmx3層=315mm 可児の家


おはようございます、
紙太材木店の田原です。

この暑さ、
ビールが毎日美味しく飲めるのは嬉しいのですが
夜まで我慢しなければなりませんから
それはそれで一つの修行かもしれません。

さて、断熱が暑さを緩和するのに有効だと理解している日本人は
あまりいませんので、そのお話です。

真夏に毛皮のコートなんて着たら暑いに決まってるやん。
家の断熱材を厚くするっていうのは
真夏に毛皮のコート着るのと同じ事やんか。

こんなことを言われると、
「ごもっともでございます。
確かに夏に毛皮着てたら暑いんやから

真夏に断熱なんて厚くしたら日本の夏は過ごせません。
日本の住まいは夏を旨とすべし

風通しのいい家、エアコンの要らない家が基本だ!」
と言う人がかな~りいます。


断熱材はその言葉通り
熱の移動を遮断(遅らせる)する材料の事。
熱は必ず高いほうから低いほうに移動します。
冬は毛皮の中は体温36度で、毛皮の外は0度。
毛皮が熱が体の外側に移動していくのを防いでいます。
ですから体は暖かいわけです。

では夏は?
夏は毛皮の中はエアコンで冷やされて28度。
毛皮(断熱材)の外は36度。
36度の熱が毛皮の中に(室内)に入ってくるのを防いでくれます。

冬も夏も全く同じ原理で熱の移動を防いでくれるのが断熱材で、
熱は必ず高いほうから低いほうに移動するというところがミソです。
この簡単な物理の法則を思い出さないと、
「エアコンを使わない通風で過ごせる家」なるものに目が行ってしまうことになります。


夏、住まいで一番暑いのは屋根です。
ガルバリウムの屋根を最近よく見かけますが
​​​​その屋根なら目玉焼きができます​。

その屋根の熱を防ぐために断熱材が必要なのはお分かりいただけると思いますが
省エネ基準では壁よりも屋根の断熱材のほうが厚く規定されています。
そうですよね、直射日光がまともに当たるのは壁よりも屋根ですから。

なぜ2階は1階よりも暑いのか?
残念ながら日本の今までの基準では屋根の断熱材が薄いんです…
強烈な日光にさらされているのに断熱材が薄いのは致命的です。
16KのHGWで最低でも25センチ
出来れば30センチ
欲を言えば40センチ

日本の夏、経済的にも肉体的にも快適に過ごすには
​きちんとした温熱計算が必要です。
そうでなかった時代に建てられた家に住んでいる方が大半ですから
自分の経験から「2階なんてエアコンしてても全然涼しくない」
と思ってしまいますが
それは単に断熱材の厚さが不足していただけのことです。
きちんと計算された家であれば真夏の真昼にロフトでお昼寝ができます。

日射や輻射を入れると話の焦点がぼけるので
今回は断熱です。






Last updated  2019年07月31日 08時27分29秒
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2019年05月22日
カテゴリ:断熱のこと




おはようございます、
紙太材木店の田原です。

今朝は少し寒いなと思ったら12度
室内はそれほど下がっていませんが
雑巾を絞った手はまだ冷たいままです。

さて、
サッシのガラスに対する印象ですが
一般の方だと、
ペアガラスなら随分暖かいというものですが、
新築やリフォームを検討していて少し勉強している方のそれは
それだけではちょっと寂しいけど、ペアガラスでLOW-EならOK
というものでしょうか。
トリプルガラスなんて考えたこともないし
それは遠い異国の話でしょ?

コールドドラフトと言う言葉があります。
冬季、窓辺のガラスの表面の気体が冷やされて
冷気になってその表面を下りおりてくる現象です。
そして床から部屋全体に広がっていきますから
いくら暖房しても足元は冷えます。
このコールドドラフトをできるだけ少なくすることで
冬の暮らし易さは相当改善されます。

コールドドラフトが発生するのは
ガラスの断熱性が壁より相当程度低いからですが
熱貫流率を比較すると分かり易くなります。
10センチの厚さの断熱材は0.38wm2K
これに対し
APW430(トリプルガラス)のUw値(枠も含めたサッシ全体の熱貫流率)は0.9wm2K
でもこの0.9はサッシのサイズが各種ある中で一番いい数字で
同じAPWでもガラスの面積に比べて枠の面積が広いと悪くなります。
サイズの小さなサッシはガラスの面積に比べ枠の面積が広くなりますから数値も悪くなって
1.36wm2Kくらいまで下がります。

トリプルガラスでも10センチの断熱材の30%程度しか断熱性はありませんから
サッシのところは3センチ程度の厚みの断熱材が入っているのと同じことになります。
トリプルガラスでこれぐらいですから
ペアガラスはもっと悲惨と言うことになります。

ということで
トリプルガラスを使ってもコールドドラフトは防げません。
もちろん、サッシの性能が上がるにつれ
コールドドラフトは少なくなっていきますが
窓辺に立てば冷気を感じることになりますから

結露の事や日射の事も考えると

工務店の親父は寝る暇がありません(ウソ)



その他のサッシについて興味のある方はこちらをご覧ください。

​​






Last updated  2019年05月22日 07時29分31秒
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2019年04月03日
カテゴリ:断熱のこと
​​​おはようございます、
紙太材木店の田原です。





快晴ですが氷点下の美濃地方
まだしばらく、薪ストーブに働いてもらわなければなりません。

さて、上の温湿度計
コードレスになっていて
室内でもモニターで温度と湿度が確認できます。



4段になって、いくつか数字が並んでいますが
4か所の温度と湿度が同時に計測できます。


一番上の1は
この事務所のトイレの温度と湿度
二番目の2は道路を挟んだ北側の事務所
20mほど離れてますが電波を拾ってます。
三番目は屋外で通用口の外にかけてあります。
最後がこの事務所の中のもの

トイレの温度が12.2度と事務所より5度低いのですが
ドア一枚あるだけでこれだけの温度差があります。
ドアの下には通気用に3cmほどの隙間がありますが・・・

一般の住宅ではトイレに行こうとすると
暖房してある部屋から暖房のない廊下に一旦出て
その廊下に面したトイレに行きますから
更に温度は下がることになります。
外気が0度以下の今日のような日だと恐らく10度以下でしょう。
朝起きてすぐにトイレに行きますから暖かい布団の中から
相当寒い空間に身を置くことになります。

Heat20の設計ガイドブックでは
5地域(美濃地方)の省エネ基準レベルごとの室温の差がでています。
それによると
Heat20のG2レベルでは
リビングが20度の時、トイレは19.3度

同G1レベルでは
リビングが20度の時、トイレは18.1度

平成25年基準では
リビングが20度の時、トイレは15.5度

平成4年基準では
リビングが20度の時、トイレは12.6度

それぞれリビングが20度の時を表していますが、
朝起きた時にリビングが20度の家は日本ではそれほど多くはありません。
というより、これから家を建てる方で
そのような家で育ったという方はほとんどいないと言っていいでしょう。

朝起きた時にリビングが15度の家であれば
トイレはそれより低いわけで
朝どんなトイレで用を足すかはご自分の選択次第と言うことになります。
Heat20のG1レベルでもリビングが15度ならトイレは13度近くなのですから
それ以下のレベルの断熱性では言わずもがなと言うことになります。

美濃地方では11月の半ばから4月の半ばまで
凡そ5か月間暖房が必要となります。
用を足す間のわずかの時間、
衣服を脱ぐわずかの時間、
だから少しぐらいの寒さは我慢すればいいという時代は終わっているのですが
これから家を建てる方はババをひかないためにも少し勉強する必要があります。






Last updated  2019年04月03日 07時34分09秒
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2019年03月27日
カテゴリ:断熱のこと
​​おはようございます、
紙太材木店の田原です。

快晴で気持ちのいい朝
霜が降りて気温は低めですが
日中は20度近くになる予報ですから上着はいらないかもしれません。

FBで西方さんが
西方設計の主な断熱レベルと断熱性能の表を掲載されていましたのでご覧ください。


​出典:西方さんのFB(公開設定)​

それによると断熱水準の標準の下限が
Heat20のグレード2(G2)
あるいはQ1住宅のレベル1
標準の下限と言うことはそれ以下の断熱性能の設計はされないということと推測されます。

青で囲まれた1~4地域は寒冷地
赤で囲まれた5~7地域は温暖地
ですから1とか2の地域は北海道のとても寒いところ
7は九州南部や沖縄ということになります。
ちなみに高山は3地域です。

美濃地方は4~6地域に分類されます
大雑把に言えば
西濃、岐阜が6地域
中濃が5地域
郡上や東濃の多くが4地域

表中のUa値やQ値はどの数字も小さいほうが性能が高いことを表していて
住宅の1m2あたりから逃げていく熱の量を表しています。
つまり簡単に言うと断熱材が少ないとたくさんの熱が逃げていきますし
断熱材が厚いと少しの熱しか逃げていきません、
ですから数字の小さいほうが暖かい家と言うことになります。

注目していただきたいのは
国の断熱水準である平成28年基準で
日本で一番寒い地域の1地域のUa値の数字0.46は
西方設計の標準下限の7地域(九州南部、沖縄)の数字と同じです。

美濃地方にいたっては0.34ですから
今の国の断熱性能の基準である平成28年基準の
北海道の一番寒い地域の数字より更に小さいものになっています。
これは西方設計の基準であると同時に
Heat20のG2でも同様です。

つまり
住まいの断熱性能について
国の基準は当てにならないと考えるのか
西方設計やHeat20の推奨基準が尖り過ぎていると考えるかは
人それぞれですが
少なくとも欧米の世界基準を知っている
高性能な住まいを作っている工務店や設計事務所で
西方設計やHeat20の推奨基準が尖り過ぎていると考えるところはないと言っていいでしょう。

平成28年基準の義務化でさえ日本では見送られましたが
日本の断熱水準は欧米はもとより中国や韓国からも
かなり遅れたレベルであることを覚えておく必要があります。
ちなみに紙太材木店の断熱水準もHeat20 G2を基準にしています。










Last updated  2019年03月27日 08時00分45秒
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2018年09月21日
カテゴリ:断熱のこと


20年ほど前に建てたログハウスの屋根の葺き替え
カラーベストからガルバリウムに

おはようございます、​

紙太材木店の田原です。

昨日は来月上棟する可児の家Bの構造打合せ
プレカット工場で担当者x2と大工さんと私で最終確認
個別で確認はしているのですが
複数で見るとやはりいろんな変更点が出てきます。
今回の家も来月完成する花池の家と同じく付加断熱をします。

4年前、粟野の家を建てたのが転換期で
以後、紙太材木店で建てる住宅の8割は付加断熱仕様となりました。
今現在打合せ中のお客様も全てこの仕様ですが
断熱仕様は4年前より漸次(ぜんじ)強化されていて
厚みは同じでも性能のよりよいものに変わっていますし、
換気システムも改良されています。


今回の住宅は
Q値は0.9w/m2・K  Ua値は0.27
最近は上記の数字だけが良ければ良しとする風潮も見られますが
一般の方がその住宅の断熱性を判断するにはもう一つの数字である
「自然温度差」を加える必要があります。
特に日本海側に比べ冬季の日射の豊富な美濃地方や愛知県は
設計上の工夫で自然温度差を高くすることができます。

自然温度差とは「暖房してない状態での室温」と外気温の差です。
何も暖房してない状態で外気温と何度差があるか?

家の中では暖房をしてなくても
人がいることで熱が出ますし
冷蔵庫や待機電力などからも熱が出ています。
加えてそこに日射が入ってくれば
隙間風の入ってくる家でない限り
それなりに暖かくなることは想像していただけると思います。

断熱性だけでなく日射も考慮した設計をすると
この数値が上がります。
この数値が上がる意味を簡単に言うと

外の気温が5度の時
自然温度差が10度あるとすると
室内の気温は15度になります。
エアコンで暖房するときに
室温を22度にしたければ
エアコンは7度気温を上げる仕事をすることになります。

でも自然温度差が5度の家とすると
外の気温が5度なら
室温は10度です。
室温を22度にするには
エアコンは12度気温を上げる仕事をしなければなりません。

室温を7度上げる仕事をするのと
12度上げる仕事では
エアコンの負荷(電気代)はかなり差が出てきます。

冬季、11月から3月一杯までの5か月間
24時間、家中ずっと暖房した時の暖房代はいくらになるか?
この可児の家Bの自然温度差は10.1度あります。

室温22度設定で20.088円
室温20度設定なら14.337円です。

5か月、150日ですから
家中24時間暖房して一日の暖房代が
20.088÷150=133円
20度設定なら96円

新築住宅を検討すると
Q値やUa値、ηA(イーターエー)値と言った数字を説明されて
何かわかったような気になりますが
自然温度差が何度あるか?を聞くと
分からない数字の説明より断熱性能を明確に示しています。
もちろんC値も忘れないでください。


PS
日射熱の取得は数値で表すことができて
ηA(イーターエー)値と言いますがその数字を見ても一般の方はほとんどが?
ηA値が良ければ自然温度差もよくなります。

自然室温=外気温+生活熱+日射熱






Last updated  2018年09月21日 08時22分44秒
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2018年08月29日
カテゴリ:断熱のこと

川辺の家A 造作キッチン


おはようございます、
紙太材木店の田原です。

本日は東京出張
日帰りですから少々慌ただしい朝です。

熱容量なんて言葉を聞くと死んだふり
(娘は数学と聞くと死んだふりでした(-_-;)・・
なんて方もいるかもしれませんが
そこは少し我慢

石やコンクリートと言った素材には熱容量があります。
簡単に言うと、「熱しにくく冷めにくい」と言う言葉をお聞きになったことがあると思いますが
まさにそれです。

石やコンクリートは熱容量が大きくて
例えばドライヤーのような高温な温風を吹きかけてもなかなか暖まりません。
でも小石ほどの大きさの石を30分ほど熱風で温めればそれなりに熱くなります。
そして、一度熱くなった石はなかなか冷たくなってくれません。
受けた熱を自分自身で貯め込んでいるということになります。
しかも一度ため込んだ熱は少しづつしか出さない性質を持っています。

例えば瓦と同じ大きさの板があったとします。
瓦の大きさは縦横25cmぐらいでしょうか。
厚みは15mm程度
板も同じサイスのものを用意しましょう。

二つを並べて
真上から白熱灯で照らすとどちらが早く熱くなるか?
もちろん、熱容量の大きい瓦はなかなか熱くなりません。
熱を体自身にじっくりため込んでいるんですね。

でも木のほうは貯め込むほど熱容量が大きくありませんから
受けた熱は自分がすぐに熱くなって放熱してしまいます。

表面温度を計測すると
瓦と木では温度が異なります。
木のほうは高い温度を示しますし
瓦は木より低い温度を示します。
瓦に瓦の持っている熱意容量以上に長時間熱を与えると時間はかかりますが
結局は同じになります。

さて、先ほど熱容量の大きなものは
「熱しにくく冷めにくい」といいました。
熱容量の小さな板はすぐに温度は下がってしまいますが
一度高温になった瓦は板ほど早く冷めてくれません。
熱を蓄えておく性質があるからです。
ですから
瓦や板の表面温度だけでなく
その裏の温度も板は早く熱がつたわりますから高いですし
瓦は熱をじっくりため込もうとしてますから
裏面の温度が上がるまで時間がかかります。
裏面の表面温度は板より瓦のほうが低いことになります。

さて、問題
瓦は板より断熱性があると言っていいでしょうか?

答え
熱容量=断熱性
ではありません。
ここのところを誤解すると
瓦には断熱性があるとなります。

熱容量の大きなものは自分の体に熱を貯め込んで
ゆっくりと放熱していきます。
団地やマンションの最上階がいつまでたっても暑いのは
屋上のコンクリートが夕方から夜になってようやく放熱し始めるからです。

一般にコンクリートやレンガでできた熱容量の大きな建物の断熱は
その外側でするのが基本で、いわゆる外断熱と言われるものです。
これは熱容量の大きな壁や屋上を一度温めたり、冷たくすると
内側から断熱をしても伝わってくる熱をなかなか防ぎきれないからです。


熱容量の大きなもの=断熱性がある
と言うわけではありません。
ゆっくりため込んで長時間放熱する性質のあるもの。
なかなか表面温度が上がらないのは熱をゆっくりじっくりため込んでいるからで
けして断熱性があるわけではありません。











Last updated  2018年08月29日 08時28分52秒
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2018年06月13日
カテゴリ:断熱のこと

いつも行列のできている岐阜のいきなりステーキ


こんばんは
紙太材木店の田原です。

今朝は5時過ぎに自宅を出たので更新が間に合わず
こんな時間になりましたm(__)m

このブログでも時々紹介している​Heat20
「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」
委員長は建築研究所の理事長だった坂本雄三先生
民間の委員会ですが
建築研究所という日本のあらゆる建築物の

技術基準を決めている国の機関の理事長だった坂本先生が委員長で
それに連なる委員の顔ぶれを見ればこれが単なる一民間の委員会でないことが分かります。

ある意味国の機関ということになると
そこでの発言は非常に大きなものになりますし
業界や圧力団体、既得権を持った組織や政治家も意識しなければなりませんが
民間ということであればかなりオープンに発言できます。

国の方針にしても国の機関が言うには様々な制約がありますが
将来、国の方針はこんなほうにもって行きたいから
先にお知らせしますね、的な団体と見ていいんじゃないでしょうか。

そのHeat20の​平成29年度の報告会​が5月10日にありました。

その中で近畿大学の岩前先生が
鹿児島で建てられたグレード住宅を訪問してヒアリングした結果をまとめられています。
住まい手の感想や以前住んでいた家との違い
光熱費の違いなどが分かり易く出ています。
ハウスメーカーや工務店が(私も含めて)手前味噌で言ってるわけではありませんから
これから住まいをご検討の方には参考になります。

もう一つ、北総建の鈴木大隆先生が
「Heat20はこれから何をめざすのか」の中で
グレード3について言及されています。
昨年あたりから現行のグレード1、グレード2に加えて
グレード3が出るという噂がありましたが
(昨年の報告会の、Heat20からのメッセージがWEB上では?に置き換えられているため憶測を生んだ)

その内容は
1.更に新たなグレード(例えばG3)は必要か?
 混乱防止のため、今はG1、G2とすべき
      ↓↑
より高みを目指すため、ぜひ設定すべき
  →タイミングはいつか

1.高性能住宅においてUa値は適切か
  躯体と開口部はそれぞれ示すべき

1.目標性能水準は断熱性能だけでいいか
  夏対応・・ηAcはこのままでいいか
  気密化の目標値は不要か

上記については 現在検討中で2018年度末までに提示とのこと

さてさて、
日本の住宅性能の向上はまだ留まるところを知らないようで
今年度末には上記の項目についての対応が発表されるようです。

美濃地方にお住いの方のHeat20のG2はUa値0.34で
平成25年基準の北海道0.46より上です。(愛知県のG2は0.46で北海道と同じ)
G3となると恐らくそれはドイツのパッシブハウス基準を意識したものになるでしょう。

住まいの性能基準
耐震性もそうでしたが断熱性も年々着実に上がっていきます。
加えてようやく気密性能も復活の兆しが出てきました。
大手のHMの反対で潰されたものの、時代の流れには逆らえなくなったと考えていいでしょう。

どんな家を建てるか
少し先の変化まで見ておく必要があります。








Last updated  2018年06月13日 22時14分18秒
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2018年05月18日
カテゴリ:断熱のこと
​おはようございます、
紙太材木店の田原です。





昨日は蒸し暑い一日でしたが
今日もそんな予報で着替えが必要になりそうです。
事務所はこの時期、入口ドアや通用口、窓は開けたままにしているのですが
窓には網戸がありますが入口や通用口には網戸はありません。
蚊や蜂が入ってくるので
蚊取り線香や殺虫剤は常備品です。
さらに言えば、ツバメやスズメも飛び込んできます。

通風で快適に過ごせる時期は一年でも限られます。
私は花粉症なので4月はムリ
それに4月はまだ少し寒いので
窓や入口ドアを開ける気にはなりません。
そうなると、
実際通風で過ごせる時期は5月と10月の2か月程、
事務所で、窓やドアを開けていれば
いろんな虫も入ってきますが心地よい風は気持ちのいいものです。

虫も招かざるものですが、もう一つ邪魔なのは西日
以前は吉津で防いでいたのですが片付けが面倒・・

一般の住宅で一年を通じて快適に、健康に暮らせる環境を作ろうとすると
それなりに住まいの性能を確保しておく必要があるのがわかります。
ただこの性能は見ても分かりません(プロが見れば分かりますが)
住宅雑誌でも数字で示してあるだけでは一般の方には伝わらない難しさがあります。
となると
この性能を理解してもらうには体感していただく以外にないということになります。
そうでなければ伝わらないんですね。

というわけで
今日から建てる花池の家では夏の暑さの断熱を体感できる
体感会を開催する予定です。
エアコンがない状態で断熱が夏の暑さにどんな具合に効いているかが分かります。
日時はまだ決まってませんが
後日、HPに掲載しますのでご確認ください。









Last updated  2018年05月18日 09時52分15秒
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2018年02月21日
カテゴリ:断熱のこと
​​こんばんは
紙太材木店の田原です。



札幌 Bar Proof
1960年のアルマニャック

月曜から北海道で先ほど帰宅しました。
毎年冬、北海道で住宅の研修をしてますが
行けば必ず何らかの収穫があり、
とても参考になります。
なにより気持ちがいいのは
北海道の住宅人がオープンな姿勢で
様々な失敗例や断熱や気密の考え方やポイントなどを
我々に開示してくれることです。

今回も断熱改修について様々な知見が得られました。

断熱改修についての美濃地方の方の一般的な印象は
「そんなことをしてもそんなに変わらないんじゃない?」
「ほんとに温かくなるの?」
「そこまでしなくても」
といったものが代表的なものでしょうか。

つまり美濃地方では端から信用されてないか、
あるいはその必要性が広く認識されていない状況です。
でも、北海道では一般的に断熱改修が行われ
その手法も集約されてきています。
技術が確立され、一般的になってくると
広くその良さが認識され、価格も競争原理が働くので落ち着いてきます。
北海道では今そのような状態になりつつるといったところです。

でもよく考えてみてください、
寒い北海道で断熱改修をして効果があるということは
北海道ほど寒くない美濃地方で
同じように断熱改修すればもっと効果があるということです。
加えて技術的な手法は既に北海道で確立されてますから
手探り状態でするやみくもな断熱改修ではありません。

先日のブログ​でもお話ししたように
1月の最低気温の平均は美濃加茂でマイナス1.8度、多治見でマイナス2.5度
東北の秋田でマイナス2.8度ですから
美濃地方は秋田の寒さと同じ程度まで冷えることになりますから
断熱改修が不要だなんてことはありません。

札幌の1月の最低気温の平均はマイナス7度です。
そこまで冷える札幌で効果がある断熱改修であれば
美濃地方でも必ず効果はあります。

2月も末になろうとしてますが
まだまだ寒い美濃地方
一度断熱改修について考えてみても
これから先の長い人生をみれば損はありません。


​​






Last updated  2018年03月22日 17時35分29秒
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