台風時の雨漏れ
お盆休みの最後は料理。雪白片肉。 家族に好評、春餅で包んで食べる蜜汁叉焼。甜面醬が合います。蜜汁叉焼の作り方はこちら雲白片肉の作り方はこちらおはようございます、紙太材木店の田原です。台風一過の快晴とはいかず、昨夜は土砂降りの雨で今朝も雨のぱらつく、どんよりした曇り空です。昨日はかなり身構えてましたが、雨も風も申し訳程度のものでした。と言うことで昨日は久々の蜜汁叉焼と雲白片肉。直撃の台風となると翌日は朝から雨漏れなどの電話がかかりますが、今朝はどうでしょうか。台風時の雨漏れと言うのは雨漏れの中でもかなり難しい部類。台風の時しか雨漏れしないといケースです。普段の雨やかなりの土砂降りでも雨漏れはせず、台風の時しか漏れてこないケースです。通常、雨漏れの原因特定は放水試験。晴れている時に雨が漏れている周辺やその上部の、何かが壁に取りついている箇所を重点的に放水試験をします。これで出てこないと、原因特定はかなり難しくなります。最近は、サーモカメラで水の侵入ヵ所を特定するという手法もありますが、それほど明確にわかるわけではありません。台風の時だけ雨漏れするケース家は箱型です。例えば南側から強風が吹くと南側の壁は強風で風圧がかかり、通常よりも大きな圧力(正圧)がかかります。北側の壁は直接の風は当たりませんが、風が吹く反対方向の壁の裏側ですから負圧となります。箱(家)の南側から風の圧力がかかり反対側の北側の壁の外は負圧(圧力が低い状態)となります。箱(家)の中の空気は北側の壁から隙間を通して、吸い取られることになります。つまり、家の中も負圧となります。そうすると南側の壁に隙間があればそこに叩きつけられる。空気と水が隙間から箱(家)の中に吸い込まれることになります。つまり、雨漏れ一昔前の隙間だらけの家であれば、それほど心配はありませんが(隙間が多く、それほど負圧にならない)外壁の下には防水紙が張ってあり、サッシ回りにも防水テープが張ってあるけれど、気密レベルなんてことは考えられていない家。でも、一昔前の家よりは気密がある。過去の経験から言うとサッシ回りの防水テープの施工の仕方によるものが多いと感じます。ただ貼り付けるだけではなく、テープの張る順番や押えの仕方が影響します。高気密の家の台風時の雨漏れについては私自身の知見はありませんが、台所やトイレの換気扇は壁に穴が開いているわけで風向きによっては室内が負圧になります。ただ、気密を意識しているところは室内側だけでなく外壁側についてもそれなりに考えているケースが多いので、大丈夫?かどうかはやはり施工者次第でしょうか・・・最近は雨漏れを火災保険で無料、あるいは大幅に安くできると宣伝する業者もいますが、旨い話には裏があります。検索すれば様々な事例が出てきますからご自分で十二分にお調べください。先ずは、保険会社に相談してみてください。田原義哲の Instagram その1https://www.instagram.com/quaint.private.house.life/田原義哲の Instagram その2https://www.instagram.com/yoshisatotahara/紙太材木店の Instagramhttps://www.instagram.com/kamita_zaimokuten/