設計者の創意と工夫が求められる室内環境
おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日は春一番が吹いたようです。林田君が出勤途中に建築中の足場が倒れているのを見たとか現場管理者は全ての責任を負いますから重々安全には気を付けなければなりませんさて、28日の栃木出張帰りの新幹線のまえに新橋で焼き鳥屋さんとお寿司屋さんになだれ込んだのですが東京は地方に比べると人が溢れていてどのお店も満員デフレだ不況だという言葉は全く感じられません。この賑わいの十分の一でも地方に持って帰りたいものです。賑わいは持って帰れませんでしたが代わりに持って帰ってきたものが多くあります。今回の栃木訪問は百年の家プロジェクトの仲間が自宅を建てたのでそのお祝いと言うか見学自宅なので、お客様の家ではできない実験的なことを山ほどしていますがどれもうまい具合いに当たっているんですね。もちろん途中経過の段階では失敗してるんですが成功するまであきらめなければ失敗ではありませんからどれも当たっているということになります。もちろん特殊な工法であるとか器具を使用しているとかではありません。誰もが使える、一般に市販されているものだけを利用して設計者の創意と工夫ですばらしい室内環境を実現しています。正直、ここまでできるのか(笑)最近、巷間では床下エアコンが流行りですが少し過大に評価されているきらいがあります。手元には床下エアコン設置の家の床温度や室内温度のデータがありますが床下エアコンだけでどの程度の室内環境が可能かわかります。もちろん、設計者の工夫で素晴らしい環境を作っているところもありますが単に床下エアコンを設置しているだけでは難しいでしょう。設計者や工務店による当たり外れがあると思われます。結局どんなやり方をしても設計者の創意と工夫が見られなければ経済的で過ごし易い室内環境の実現は困難成功例を量産化すればよさそうに見えますが注文住宅の場合、間取や大きさ、建物の配置や方角は千差万別個別に検討する以外ありません。今回の栃木訪問は大いなる収穫がありましたから順次これからの家造りに反映されていきますが一番の収穫はいくつになっても勉強、謙虚に学ぶ大切さがこの年になって再認識できたことでしょうか。