大山鳴動して鼠一匹? 未発表だったGX志向型住宅の最後の要件
おはようございます、紙太材木店の田原です。暖かい日が続いて、昼間は気持ちがいいですね。花粉さえなければ最高でしょうか。例年、この時期はマスクが手放せないんですが、時折くしゃみや鼻水が出る程度であまり花粉に反応しなくて助かってます。ただこれから杉が終わって、桧の花粉に交替するようですからどうなるか気になるところです。さて、GX志向型補助金の要件発表からず~っと検討中で明らかになっていなかった「高度エネルギーマネージメントの導入」がようやく発表されました。補助金対象要件は上記の他に・断熱性能等級6以上・再生可能エネルギーを除く一次エネルギー消費量削減率35%以上・再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量削減率100%以上この三つの要件を満たす必要があります。GX志向型補助金の対象になるか、ならないか工事中の住宅の住まい手も施工業者も、最後の「高度エネルギーマネージメントの導入」の詳細が分かりませんでしたから固唾を飲んで発表を待ってました。で、出てきたのが「ECHONET Lite AIF仕様」に対応する「コントローラ」として、一般社団法人エコーネットコンソーシアムのホームページに掲載されている製品を設置すること簡単に言うとHEMSという家庭で使うエネルギー(電気代等)を管理する機器の設置をしなさいその製品は別途HPで指定の製品です。大山鳴動して鼠一匹・・・交付申請時には対象のHEMSが記載されているHPのアドレスを明記完了報告の時は製品型番が記載されたメーカーの保証書の写し更に何故だかわかりませんが注釈には「申請手続きにおいて、HEMSと設備、機器との接続状況の確認は行いません」とあります。???つまり買えば保証書は付いてきますから買ってくれるだけでいいよ接続までは確認しないからねそう言ってるようにも、取られかねない表現。住宅の国からの補助金の多くは、住まい手を通して関係業界に流れていきます。つまり、断熱性能を向上させようとすると補助金の多くは断熱材メーカーとサッシや硝子のメーカーに行きます。今回のGX補助金は、太陽光パネルが必須ですからその業界にも流れていきます。その他に一次エネルギーを削減しようとすると高効率な設備が必要になりますからエアコンや給湯器メーカーにも「高度エネルギーマネージメントの導入」も要件に入ってますがある意味、手を広げすぎて収拾がつかなくなったからHEMSの設置でお茶を濁した・・・Gx志向型住宅の要件の断熱性能等級6は5.6地域ではUa値は0.46この程度のUa値で一次エネルギーを削減しようとすると設備機器の効率やパネル設置容量を大きくする必要があります。断熱はマックス設備はミニマムが基本Ua値は0.3前後まで上げておくのをお勧めします。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから