断熱研修
おはようございます、紙太材木店の田原です。断熱の研修で北海道に来ています。過去に何度も来ていますが、今回は西方さんと清水さんの企画です。段取りは斎藤さんで、ある意味とても贅沢な研修です。旧荒谷邸も来るたびに発見があり、見ているようで見ていないところつまり、気づきが多くあります。タギ先生もお元気そうでじっくりご案内いただきました。写真は北海道住宅新聞の白井さんの講義を受ける前に写したもの。北海道での様々な断熱手法の変遷をお聞きしました。北海道にはソトダンやアース21等、様々な団体があります。現在ではどの団体でも断熱の手法としては、充填断熱プラス付加断熱に集約されたとか。奇をてらったような断熱手法は一般化せず、順次淘汰されていたことがよくわかります。訪問先のことについてはXやFB、You Tubeなどで参加者から順次発表されていくと思います。相模さんは対談形式にして動画も撮っていましたから乞う、ご期待ですね。さて、内地の方は北海道では一種の全熱交換機が主流と思われているかもしれませんが、実はそうでもありません。もちろん使っているところもありますが北海道ではその気候から全熱では寒くて、熱交換素子の中で水蒸気が凍ってしまうんですね。なので顕熱交換となります。地域や気候風土のちがいでそこに適した様々な断熱や換気の手法がありますし、こちらに来ると現在内地で起こっていることが、20年ほど前の北海道で起こっていることの後追いであることが分かります。ある意味彼らはようやく内地もそこまで来たんだと、余裕を持って我々を見ています。幾つか訪問した中で衝撃だったのは、高性能と低価格の両立。この性能でここまで低価格にできるのか?まだまだ、北海道には見習うべきところが沢山あります。内地よりずっと先を進んでいますね。本日は最終日で、午前中に2社訪問予定。頭の中がパンクしそうですけれど。