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2015年11月02日
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カテゴリ:季語
11月2日 (月)
15℃(曇)。本日11月2日の清水哲男さんの「増殖する俳句歳時記」で、拙句をとりあげていただいた。深謝。「鴎座」副編集長の今野龍二さんからのうれしい電話だった。句は現代俳句協会(学習研究社)の『現代俳句歳時記』(秋)に載ったもの。初出「道標」1984年11月号。
今日の1句   良寛堂ひとりやだれの杉鉄砲 松田ひろむ
「もはや「杉鉄砲」は死語かもしれない。私が子供だったころには、ごく普通のありふれた遊び道具だった。こんなふうに昔の遊具もどんどん姿を消してゆく。どんな道具だったかを知らない人に説明するのは、結構難しい。「良寛堂」は、生家橘屋の屋敷跡(に良寛の遺徳を顕彰し良寛を偲ぶために、郷土史家、佐藤耐雪が発案し、安田靭彦が設計して、大正年間に建立された。新潟県のこの地を、一度だけ訪れたことがあるる。良寛さんといえば子供たちとの交流が有名で、私の子供のころには教科書にも載っていた。杉鉄砲がそんな良寛堂に転がっていたのだろう。作者は森閑とした良寛堂の上がりがまちに腰掛けて、じいっと杉鉄砲を見つめている。遠く子供らと遊ぶ良寛像を思い見るうちに、みずからの子供時代に思いが及び、しばし往時を懐かしんでいるというところか。そして、いつの間にか良寛は消え、子供たちも消えて、良寛堂を後にしている。良寛の昔から、子供らの遊びは創意工夫に満ちていた。」『現代俳句歳時記・秋』(2004・学習研究社)所載。(清水哲男)

愛唱千日千句
春や昔杉鉄砲の痛きこと 川名大

「杉鉄砲」の句は調べてみたがほんとうに少ない。ネットで調べてみても拙句と川名大さんの句と「花粉症杉鉄砲を打てば消ゆ」(佐伯清翠)の3句だけだった。不思議なことに川名さんの句も佐伯さんの句も春であるが、なぜか拙句ともども『現代俳句歳時記』では秋の部に載っている。うーん、これは不思議。辞書を見ても杉の実を篠竹などに詰めて飛ばすとある。杉の実は秋ということで、秋の季語としたものだろう。しかし杉鉄砲に詰めるのは、実(じつ)は杉の実ではない。杉の雄花である。子供のときは、それを杉の実と思っていたが雄花だった。つまりは春の遊びだった。その雄花のなかに花粉がぎっしり詰まっているのである。昔の子供は花粉症などは知らなかった。拙句は、現実に杉鉄砲をみたというより、良寛堂の孤独感を詠みたかったもの。そこに杉鉄砲の音があればなあという句。
愛し少年杉鉄砲のひりひりす」(佐藤鬼房)もあった。これもいい句。
sugi

杉の雄花(いくつかのブログでは、これを杉の実としてあったが、本当の杉の実は翼があるので、杉鉄砲には使えない)by Wikipedia

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<辞書の誤り>
*『日本国語大辞典』(小学館)「細い竹筒に杉の芽を詰めて、棒で突いて飛ばす玩具(がんぐ)」
*『大辞林』(三省堂)「篠竹(しのだけ)の筒先に杉の実を詰め、他端からさらに杉の実を詰めて棒で突き出し、それを飛ばし出すおもちゃ。」
「杉の芽」でも「杉の実」でもなく雄花。なお『広辞苑』『新明解国語辞典』には、項目がない。






Last updated  2016年11月22日 02時54分39秒
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