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鴎座俳句会&松田ひろむの広場

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2020年08月04日
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テーマ:現代俳句(52)
カテゴリ:現代俳句

おかげさまで「鴎座」創刊19周年になりました



この20208月号で「鴎座」創刊19周年になりました。

この8月号から、表紙は呉羽陽子(会員)の染色となりました。この文様はなんだろうかと思いますが、よく見るとカモメが飛んでいたり雲のなかにナデシコが咲いているようにも見えますね。いい雰囲気の表紙になりました。

鴎座創刊19周年記念自選作品

さえずりや四百字とは長すぎて     松田ひろむ

鴬啼く人老いて村老いて        長谷川ヱミ

ひとり身の門限なくて久女の忌     宮  沢子

ぽっぺんの膨らみほどの恋をして    柳瀬 亜湖 

八月の現像液に兵の顔         石口  榮

孫俳句不可なら曾孫しゃぼん玉     荒井  類

ひるがえる単車の僧衣彼岸かな     有馬 歌子

卒業やコクヨの看板錆に錆       安藤 利亮

雪雪雪イントロでもう眠くなる     石口りんご

シクラメンの定位置ここの穏健派    池永 英子

ごまめのめだまどこみるめだま     磯部 薫子

大空は青きキャンパス辛夷咲く     岩渕 純子

初日の出離さず歩く万歩計       五十嵐洋子 

秋桜種はどこから宇宙から       石黒 宏志

大寒も築地場外異常なし        大畑 遼太

たまちゃんやこっちにおいでねこじゃらし 大山 賢太

風は秋人それぞれにある水辺      岡崎 久子

天地に汚染水撒くとは寒し       金丸 善信

木の葉舞う坂道下りて足湯して     川嵜 源安 

牡丹や振りむいてみる板橋区      岸 満理子

大福茶遠目の富士を拝しつつ      菊池 志乃

揚羽蝶風と訪れ風と去る        片岡 浩子

振りむけばあかりとなつて山ざくら   木方 朝子

限られた生命をみがく龍の玉      国井  梢

トルソーに恋してしまう穴惑い     呉羽 陽子

我が居所に秋落ちてきて鳥さわぐ    黒沢 伸子

乳首かゆしこぶしの花は天上に     高良 和子

鮭塔婆立ち人間の塔婆立つ       後藤よしみ

金木犀五十年とは短くて        小高 沙羅

持て余す茄子の重さよふるさとよ    小林 則子

休校の蛍袋を開けておく        小平  湖

白牡丹輪廻の闇を灯しつつ       斎藤  藍

白木蓮こぼれんとしてこぼれざる    島村かりん

毛糸帽這って逃げる子這って追う    白石みずき

みんみんみんいつも受難の薬指     杉浦 一枝

新じゃがのころころ廻る箸の先     関 千惠子

風鈴やあなたまかせの自己主張     高橋久美子

春ごもり消費期限は気にしない     高橋 透水

病癒え若葉繁れる墓参り        武井 克文 

わるさして尻にやいとの渋団扇     田中  舞

花蕊の降るとんがって十六歳      田辺  花

寒土用寺田京子を座右として      中條 千枝

柿の花今年の数を楽しまむ       辻井とみ子 

名月の依り代として立ち尽くす     辻田ちか子

湯ざめして助動詞一字加えけり     富田 順子 

夜の新樹今さら生き方変へられぬ    中村 ふみ

人類と滅んでみるか恋の猫       信岡さすけ

立春大吉青空に雲ひとつ        波部 壽一

花吹雪大腿四頭筋痛し         橋本寿江子

地は冷えてシーソーのみに残る雪    東谷 晴男

月下美人祖国にいつも騙されて     日野 百草

柿の木に爪たてる猫コロナニュース   福島 芳子 

湖に山写して十日恵比寿かな      古川 和美 

そして八月幾万のパイプ椅子      古川 塔子

揺れて着く夜涼の列車爆心地      牧野 桂一

開けて閉めて梅一輪の伊達郡      増田 萌子

武蔵野の惜命の碑に霜柱        松本  修

肩肘を張らねば安し春炬燵       村田 和子 

七日粥お替りという日本語       安原南海子

肩書きは人間だった広島忌       吉村 きら

合作のコロッケの味星流る       行成佳代子

制服の裏地に名前葱坊主        行成 知子

土用入り絶滅危惧種を頂いた      山口あきら

(代表・顧問同人・編集長以下五十音順) 






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Last updated  2020年08月04日 14時06分57秒
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