気ままな人生(韓国の達人)

2011/05/17(火)01:54

日本に行ったとき買った本!『武士道』新渡戸稲造著!

韓国から見た日本!(20)

最近私も目が少し悪くなり小さな本を読むとすぐ疲れる! 先日成田空港で時間があったので字の少ない本を買うつもりで探していたら目に付いた本があった! 新渡戸稲造著の武士道(要約版)だ! 表の帯に『武士道』の中に生き方の答えを見つけた! 自然と買っていた! 本の一部を紹介します! 10 「克己」-弱い心に打ち勝つ「サムライは感情を顔に出さない」 サムライにとっては感情を顔に表すことは男らしくないと考えられた。 立派な人物を評するとき、「喜怒を色に表さず」という言葉が良く用いられた。 そこではもっともな自然な感情が抑制されていた。 父親はその威厳を犠牲にして、子を抱くことができなかった。 夫はその妻に口づけをすることはできなかった。 私室ではともかく、人前ではなしえなかったのである。 ある機知に富んだ青年は、「アメリカの夫は人前で口づけをして、私室で打つ。しかし日本の夫は人前で妻を打って、私室では口づけをする」といった。 この比喩の中にはいくらかの真実があるかもしれない。 沈着な振舞いや心の安らかさは、どんな種類の情熱によってもかき乱されることがあってはならない。 私はついこの間の日清戦争のときのある出来事を思い出す。ある連帯が出征するとき、隊長や兵士たちに別れを告げるべく大勢の人が駅頭集まってきた。そのとき、一人のアメリカ人が、さぞや別れの情景は騒々しいものだろうと予想して、そこへ見物に出かけてきた。なぜならそのとき、日本中が初の対外戦争ということで興奮状態にあったし、また群集の中には当然にも、出征兵士の父母、妻女、それに許婚者などがいたからである。 しかしアメリカ人は期待がはずれがっかりした。理由は、発車の合図の汽笛が鳴り、列車が動きはじめると、数千の人々が静かに脱帽し、うやうやしく頭を垂れて別れの挨拶をしたからである。ハンカチは振られず、言葉も発せられなかった。注意深く耳を澄ましていた人だけが、数人押し殺したようにすすり泣くのをようやく聞けたという有様だった。 家庭生活においても私は同様な事柄を知っている。ある父親は親心の弱さを示す振舞いを見られないようにふすまの陰に立って、一晩中病気の和が子の呼吸に耳を傾けていた。またある母親は自分の臨終のときでさえ、息子の勉学の障りになるといって枕頭にその子を呼び寄せなかった。 (94Pから!) 私には少しこのような感情を顔に出さないと言うようなことがある! そんな心で韓国に暮らしてそのものさしでこの国の人を見ていた! しかし私の心の分かる人はほとんどいない! そして誰も理解してくれない! またそのものさしではかれることも無い! 相手を理解して自分を理解してもらうしかない! なかなか日本人を理解できないと思うのでこの『武士道』を読んでもらおうと考えている! 現在大阪にいます~ 大阪の侍と会話中です~

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