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* さかのうえ カフェ *

ウニオン峠を越えて

7/1「ウニオン峠を越えて」

朝、テントを打つ雨の音で目が覚める。
空を見るとどんより雨模様。
今日はウニオン峠越えなのになあ。
山の天気が変わりやすいことに期待しつつ雨具を着る。

小雨の中を出発。
雨は降ったり止んだりで、
ときどき青空がのぞくものの晴れそうで晴れない。
今日は長丁場なのと、標高が高い(3800mから4750mまで登る)ので、
いつも穏やかなガイドのミゲルの顔がいつになく真剣なのが少しおかしい。
ときどき、立ち止まって振り返ってはみんなの顔を見ている。

小雨の中、みんなひたすら歩く。
ときどき空を見上げて「あっ、少し晴れてきた」とか「晴れろー」とか
言いながら峠を登りつめていく。

標高が上がってきたせいか、雨は途中であられになり、
足元もまわりの山もどんどん白くなっていく。
行く手にウニオン峠が見える。

       andes7


14:00ごろ、途中の池のそばで昼食。
とてもおなかがすいていたので、おいしかった。
お昼を食べているうちに、少しづつ晴れてきた。
よーし、この調子だよ、と思って歩く。
本当にみるみる青空が広がっていく。
山がくっきり見えてくる。
これもアルパインツアーの演出?な訳ないよね。

15:00、ウニオン峠(4750m)に到着。
すっかり、いい天気。
峠を越えると目の前に氷河を抱いたタウリラフ。
「ばんざ~い」みんなでばんざい賛娼。すばらしい風景。
言葉では言い表せないくらい。みんな、うれしそう。
思い思いに写真を撮ったり楽しんでいる。

30分程、峠での時間を満喫して、石畳の道を下っていく。
インカ文明の頃にできた道なんだって。
インカトレールだよ。すごいねー。
目の前に広がる谷を今度はひたすら下る。
テント場はなかなか見えなくて、休憩もなしでみんな歩く。

18:00ごろ、タウリパンパのテント場(4100m)に到着。
なんとか暗くなる前に着けた。
夕食にラーメンがでた。
メインディシュにチキンが入っていて、皆知っていて黙っていたのに、
島方さんが「これチキンですね」と言ってしまった。


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