子育て中にスキルアップして
メーカー本社で働いていたころ、 高齢出産や育児で格闘する社員をたくさん見た。 出産後、赤ちゃんを遠く離れた実家に半年間預けた人もいた。 幼児をおいて出張した人は、妹に保育園の送り迎えを頼んだり、 夫の帰宅を確認したり、子供に電話したり、と 同宿のホテルで手配していた。 保育所の終了時間後はベビーシッターに移る。 数年間は金銭的な負担を大きい。 育児中は外仕事をしなかったこちらは、 「たいへんだなあ」と思った。 だが彼女たちは楽天的に見えてたくましかった。 「育児はいっときですから」 と明るい。 「子離れ後のほうが長いですから」 たしかに子育てには卒業がある。 安倍政権や社会のトレンドで子持ち男女が働きやすい国にするのは必須である。 既婚であれ未婚であれ、 単身者であれ夫婦であれ、 ワンストップで「妊娠」から「出産」「育児」「教育」を国はサポートしなければいけない。 一方、 育児期は通勤仕事をしない、もう一つの働き方がある。 2年おきに子供を2、3人生むという方法。 末子が3歳のとき、長子、次子は就学、幼稚園と育ち、 きょうだいで遊ぶようになる。 一人よりも育てやすい。 育児期のこの時期、母親はスキルアップに励み、 再就職、再起動へ進む。 英会話でもITでも芸術でも、 起業などのビジネスセミナーもたくさんある。 食材選びや料理もたのしく、 手づくりで子供の舌を養い、家族の健康を促す。 時間的余裕あっての片付けやインテリアもおもしろい。 美容、ファッションも。 ストレス減って夫婦円満。 これで6,7年。 80年の人生の充実プランと考える。