2006/06/26(月)03:18
テレビはワン・フレーズ、ラジオはじっくり
ソニーのコンポを買ってから、ラジオをかけることが多くなった。
レース編をしながら、とはいかず、窓を開け放つ朝の時間にである。
ラジオ体操なんかも始まり、つい腕を振る。
ながら聞きにしては、言葉が心に届いてくる。
話し方がうまいせいもある。
テレビのように字幕を出せないから、
明瞭に話すしかない。
言葉に限れば、目と耳と二つで伝えるテレビよりも、
耳だけに伝えるラジオの言葉のほうが脳に留まる。
テレビでオーケストラを聴くのは好きではない。
楽器と楽譜とが重なってわかりやすいところもあるが、
カメラがあちこちまわるのが、サービス過剰になる。
つまり説明がうるさい。
いっそ定点カメラで、コンサートホールのように、
じっとしていてほしい。
一方、映像のインパクトというものもある。
耳に入る言葉が聞こえなくても、一瞬の絵が何年も目に残る。
報道写真の1枚に、10年以上こだわったことがある。