2007/08/14(火)21:19
作文
あいっちへの思い
○○町 小学4年 かなっち
ぼくの妹のあいっちは、生まれつきの病気です。
あいっちが産まれる前にお父さんとお母さんに病気だと言われました。
みんな、あいっちが産まれてから少しで、死んじゃうと言っていました。それでもぼくだけは、あいっちが元気に、ぼくの所へきてくれると信じていました。そしてあいっちは元気に産まれてきました。産まれてきたあいっちに、ぼくが初めてチューしました。
あいっちは、2月27日に産まれて、8月、9月、10月に手術しました。3回しました。12月24日に退院しました。
ぼくは、あいっちが産まれて、自分が生まれかわったように思いました。
ぼくはあいっちが産まれてふまんやふあんはありません。それでも、気持ちはすごく強くなりました。
この前、あいっちとりょこうに行った時にどこかの中学生に「うわ、きもっ」とこそこそ言われたのですごくきずつきました。けれどぼくは、あいっちにかぎらず病気の人を、バカにする人のほうが悲しい人だと思いました。なぜなら、わざとに病気になったわけでもないし、みんな同じ大切ないのちだからです。
だれがなんと言おうとあいっちはぼくの大切なたった一人のめんこい妹です。この気持ちはだれにも、どんなことにも負けません。
あいっちは去年の5月にミルクが飲めなくなってしまって、6月にはなチューブを入れました。はなチューブは、はなから胃まで入っています。
お母さんはいつも「がまんさせてごめんね。」と言います。それから「あいっちのことでなんかあったら言ってね。」と言います。でもぼくは何もないので「大じょうぶ。」と言っています。ぼくは何かあったらいつでもお母さんに言うつもりです。お母さんとも約束しています。それにぼくは、死んじゃうかもしれないと言われたあいっちといっしょにくらせるのが幸せだからです。
あいっちは3才なのに赤ちゃんと同じでなにもできないと思っている人が多いです。けれども、あいっちは音でわらったり、ぼくの声を聞くとあばれて声を出します。だからあいっちは全部分かっていると思います。
ぼくはあいっちといつまでもいっしょにのびのびと生きていきたいです。そしていろんなことにチャレンジしたいです。
終わり
注・あいっちの本当のお名前はあ**です