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生まれて初めての大自然体験ツアーも残りわずかと タイムリミットが近づいてきたこの日。 テレサママが、 「私の仕事場を案内したいのよ」 と、提案した。 彼女は地元小学校の先生。 私は、特に断る理由も見当たらないので 「はい。是非とも。光栄ですわ。」 と、ありきたりの返事で即答した。 アメリカの小学校に入るのは、初めてだ。 結構面白いかもしれない・・・ しかし、旦那はなんだか乗る気がしないよう。 「本当に行きたいの??」 と、不安げな顔だ。 (一体、なんだっていうんだ!他にやることもないんだし、ちょくっくら、行くだけじゃん!) 憂鬱な趣きの旦那をよそに、ルンルン気分で車に乗り込む私。 学校に着くと、テレサママが首を長くして待っていた。 初めに彼女の同僚に紹介された。 その数・・・ 覚えていない。 なんといっても、小学校の先生だ。 一体何人いただろうか・・・ そして、同じ質問に狂ったように答えるのだ。 「あら~ぁ。日本から??それは大変ね。どのくらいかかるの?時差ぼけはない?」 お決まりの質問となったこの返答は 非常に、スムーズに答えられるようになった。 まるで、何かのアナウンス並だ。 「日本からシカゴまで。そして、ソルトレイクに来ました。だいたい19時間くらいかしら。乗換え待ちも入れたら、もっとですね。帰りはダラス経由なので、少し楽かもしれません。」 この台詞は、なんだか、私の一部化していた。 まぁ、そんなことはいいとして、 やっとの思いで挨拶を終えた後、 彼女は、自分が担当しているクラスの教室に案内してくれた。 彼女は小学校2年生担当。 日本より、教室は広いように思われた。 机は、なんだか、小さく見えたけど、もしかすると それは、私自身が成長したからかもしれない。 今、私が小学校に行ったら、机は、あんなに小さく見えるのだろうか? 周りには、かわいらしい絵や、ちょっと不気味な(?)絵が飾られていた。 なんだこりゃ? ロバ?馬??それとも・・・らくだ??? というような絵に、思わず釘付けになってしまった私。 すると 「ゆんこちっち。これ、なんだかわかる??」 と、テレサママ。 (わかんないよ。テレサママ。あなたが私にふる時は、いつもきわどいのよ) (ToT)/~~~ よし、ここは覚悟を決めて (だって、きっとこれ、テレサママの絵だもん) 「馬ですかねー」 「Oh my goodness!!!!! ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁはっはははは」 大笑いするテレサママ。 さすがのゆんこちっちも、放心状態。 (・・? と、その時 「馬じゃないもん・・・・」 蚊でももうちょっとまともに発言できるのでは。と言うような声がした。 見るとそれは、蚊ではなく、顔どころか耳まで真っ赤にした 旦那だった。 テレサママは、笑いながら 「これ、昔、彼が教材つくりをお手伝いしてくれて。そのときに書いた犬なのよ。」 犬・・・U・.・U (↑) 顔文字で適当に作ったって、犬っぽくなるのに・・・(そうかぁ??) あれは、ないだろーーーー。 思わず大爆笑の私。 「あ!そうだ!!せっかくだから、ゆんこちっちさんも、何か書いてよ」 (テレサママ、あなたはどうして・・・) 「J のところがあいてるのよ。日本人形なんてどうかしら?」 なるほど。よく見ると、犬の上にはDとある。 って、今までJをなくして授業が成り立っていたとは思えない。 罠だ 旦那の描いた犬は5年前のものらしい。 ということは、私が書く、日本人形も5年物になるのだろう。 旦那は、上のほうに貼り付ける教材があるので・・・ と、他の先生に借り出された。 ちっ。今回は、うまく逃げたな(-_-メ) ゆんこっちっち、実は絵心ゼロ。 っていうか、日本人形を、そんな一瞬でウマく書ける人、いる?? 結果、一生懸命書いたにもかかわらず ・・・・ 何者なのかわからない 呪怨に出てきそうな、のろい人形が出来上がった。 大笑いする、犬もかけない旦那。 テレサママは 「素晴らしい!!これで私の生徒に、日本についての講義ができるわ」 と、喜んでいた。 日本人形の絵を買って送るから・・・ っと、懇願する私をよそに 「自描に意味があるのよ」 と、なんだか、満足げだ。 今、とあるユタの小学校の一室には 犬ともいえない犬と、呪い人形のような日本人形が飾られている。 あの日本人形の絵によって 小学生は一体日本の何を学ぶのだろうか・・・ 後に旦那から聞いた話によると テレサママは、自分が絵がかけないので 招待したお客に、記念にっと絵を描かせ それを教材として使うそうだ・・・ (自分でかけないので、次の餌食がいない限り更新なし) 旦那は以前に、それで犬を書かされたらしい。 だから、憂鬱そうな顔してたのね。 テレサママ。 絵を描くのはいいけど、お題は私が決めたかった・・・ 早くあの、呪われた日本人形を、どうにかしたいゆんこちっちでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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