テーマ:赤ちゃんが欲しい!(9162)
カテゴリ:不妊治療
みなさんただいまぁ
今朝無事、マダガスカルから帰国しました さすがに寝不足で、さきほどまで爆睡 ようやく一息ついたので、お風呂にゆっくりとつかりながらこの日記を書いています マダガスカルの詳しいお話は、後日ゆっくり旅行記の中で紹介しますが。。。 いやいや、想像を絶するすごい国でした ホテルや首都の一部以外は、電気、ガス、水道がありません マダガスカルの国民の生活は、まるで弥生時代。 茅葺きのほったて小屋に住んで、移動は牛車 調理はたき火(しかも火を自分たちでおこす)、洗濯とお風呂は川、夜になると真っ暗で、灯りはろうそくのみ 畑仕事は全て手作業、漁は手こぎボートに乗った一本釣り 今って21世紀だったよね?と、何度も思わずにはいられませんでした。 なんと素朴でのんびりしたところでしょう ここには貧富の差も嫉妬も、犯罪もありません。 あるのは雄大な自然だけ。。。 本当に、カルチャーショックを受けました! でもその分、自分がいかに恵まれているのか自覚できたし、いろいろと貴重な経験もできて、 価値ある旅行だったと思います 今回の旅行は結婚してから14回目の海外旅行です。 みんなには羨ましいとは言われつつも、こんなに行く機会がおおいのは、「結局子供ができないからだ」と思うと、毎回出発の時は複雑な思いです でももちろん、いったん出発してしまえば、気持ちはがらっと変わります 異国の地に降り立った瞬間から、不妊の悩みなんてどこかに飛んでいってしまう。 きっと海外旅行はあたしが不妊治療から解放される、唯一の時間なんでしょうね でも今回の旅は、いつもとはちょっと違います。 帰国後には転院を予定していることもあり、一度旦那とじっくり話し合う必要があったからです。 うちの旦那はあまり子供に対する執着がありません。 治療に関しても、文句も言わないかわり、心配もしません 旦那が協力していることは、タイミングを合わせることだけ。。。 しかも、いったん役目を果たしてしまえば、その後の結果を気にすることはなく、リセットを告げてもただうなずくだけ もともと感情表現下手なので、ある程度は仕方ないけど、さすがにまったく反応がないというのはあたしも空しい とりあえず一年間はタイミングで頑張ってきましたが、結果はずっと撃沈 治療方法のことも含め、夫婦間の温度差についてもちゃんと向き合わないといけない時期がきたのだと思います。 だから今後のことについては、旅行中にじっくり話そうと心にきめていました。 今回はバンコクでの乗り継ぎに、かなりの時間の余裕があったので、そういうややこしい話をするにはちょうどよかったです 空港のラウンジで、話をきりだしました。 「一年たったら転院するかもしれない」という話は、以前から少しでていたので、旦那も特に異議は唱えず、ただうなづくだけ。 でも話がAIHのことになると旦那の表情が曇りました 転院先の病院は、体外でも成果をあげている専門病院 おそらく近いうちにAIHをすすめられると思います。 案の定、旦那の反応は、ぱっとしません。 「男性側に問題がないなら、タイミングと変わりないのでは?」といわれました。 実はあたしも最近まではそう考えていました。 「自分たちには、AIHは必要ない」 でも、新しく行く病院のサイトを見ていて、はっとしました あたしと全く同じ状況の質問が、掲示板の中にあったのです。 「排卵誘発によるタイミングを一年ちかく続けましたが、結果はでません。精子の数値は良好なので、AIHしてもあまり可能性は変わらないと思うのですが、私のような場合でも、ステップアップしても妊娠の可能性はあがるのでしょうか?」 院長の答えは、「AIHをやってみる価値はあります」とのことでした。 理由としては、「もしかすると弱い精子と受精して、着床がうまくできないという可能性もあります。ですからAIHで、より良い精子を入れるということが有効になるかもしれません。」 その回答を読んで、あたし自身も、一気にAIHへの気持ちが強くなりました 結果がどうあれ、やってみる価値があるなら、チャレンジしたい その思いを旦那に打ち明けました。 旦那は、どうしても「人工」という言葉に引っかかりがあるようです。 でもその言葉の印象だけで、適正な治療ではないと決めてほしくはなかったんです。 そして、あたしは一番いいたかったことをいいました。 今の状態ではあたし一人が、病院にいって結果をきにして、落ち込んで。。。とてもじゃないけど、夫婦2人で頑張っているとはいえません この先ずっとこの状態が続くなら、あたしはきっと近い将来、旦那と結婚したことを悔やむでしょう。 もっと子供を欲しがる人を、結婚相手に選べばよかったと。。。 だからはっきりと、このままの状態では、この先夫婦としてやっていく自信がないということも伝えました。 とても言いにくかったけど。。。 ステップアップしたからといって、必ずしも妊娠できるわけではない。。。それは百も承知しています。 でも、先の見えない治療だからこそ、成功するかどうかわからない治療だからこそ、夫婦の気持ちが一つになることが必要なはず 子供に対する思いの差。。。夫婦としては切実な問題です。 あたしは家族が欲しくて、お見合いをしました。 この人になら、安心して人生を任せられる、よい家族になれる。。。そう思って結婚を決めたんです。 だからこのまま、温度差のある夫婦として、二人で生きていく自信はありません。 でももし。。。一緒に治療を頑張ってくれるなら、その先の結果がどうであれ、後悔はしません。 その時はすっぱりと諦めて、夫婦二人だけの、子供がいない人生を、心から楽しんでいけると思います。 この話をしている間、旦那はじっと前をみていました。 長い沈黙のあと、こう言ったのです。 「とりあえず一度自分も病院へ行って、必要な検査は全てする。そして先生の話をきいた上で、必要とあれば、ステップアップも考える。」 それがあたしの一番ききたかった答えです。 もともと子供嫌いな旦那に、いきなり積極的になれというのも無理な話。 あたしとしては、一緒に治療を受けるという、その姿勢だけで十分なのです。 あたし自身もこの一年、旦那にはあまり治療のことを話そうとしてきませんでした。 どうせ話しても無駄。。。そう決めつけていた部分もあります。 旦那にとって、AIHを受け入れるというのは、本意ではないでしょう。 でも、結婚生活そのものを揺るがすとなれば。。。了承するしか道はないと思ったんでしょうね。 それでも、あたしにとってはありがたいです。 それに、先生とカウンセリングをすることで、もっと納得できる話がきけると思うし。。。 旦那もきっと納得してステップアップしてくれるはず! とりあえずは、8日の初受診を、まずはあたし一人で受けたいと思います 採精室。。。旦那も近いうちに入る可能性があるのかと思うと、すごく心配ですが、何とか頑張って乗り切ってほしいと思います。 なんせ繊細な人なので不安だけど そんなわけで、帰国早々、新しいスタートの始まりです これからは、ちゃんと夫婦で協力しあって、進んでいきたいと思います ちなみに、旦那に「子供は欲しいと思っているのか?」ときいたところ、とても答えに困っていました。 旦那としては、できたらできたでいいし、できなければそれでもいいという感じ。 気持ち的にも、いたらいいなと思う時と、別にいなくてもいいと思う時があるそうです。 でも、それは男性としては当然の感情でしょうね。 確かに子供がいて楽しいこともあれば、逆に苦労することもあるし。。。 でも、あたしとしては、どれだけ大変でもやっぱり欲しい気持ちに変わりありません あと一年、また新たな気持ちで頑張っていきたいと思います ちなみに明日は1日早い、あたしの誕生会です 旦那が早々に予約していたらしい、新しいフレンチレストラン バースデープランを予約したということですが、どんなところなのか楽しみです マダガスカル旅行記のほうも、次回からスタートします 内容盛りだくさん、ハプニング多数の旅行記、是非読んでやってくださいね それでは、残り少ない連休、楽しんで過ごしましょう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年05月05日 20時13分46秒
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