お嬢さんお手をどうぞ

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Shall we dance?お嬢さんお手をどうぞ


映画の中の音楽って、こういうイメージ。
きっと、記憶がミュージカルに多く割かれてしまっているのかもしれない。
本人いたってリズム音痴なので、実際にはフォークダンスですら音をはずしてしまうほどなのだけど、
音楽が流れると嬉しくなります。
その音楽の最初の記憶を、映画のときのように手繰ろうとしてみると、首をかしげる。
いつから始まっているのだろう?
何が最初の曲なのだろう?
子守唄は全然覚えていない。思い出すのは父のステレオと母のラジオ。
家の中には父が好きな映画音楽やジャズなどが流れていたように思う。
ラジオからは母が好きな歌謡曲が朝から晩まで流れていた気がする。
実際には聞いたことがないはずの懐メロが、鼻歌で出てきてしまうし、
見たことのない映画の音楽を、確かに私の耳は覚えている。
古い、もう今は歌われていないような童謡のレコードの記憶は、ある。
赤ん坊の私のためにかけられたはずのそのレコードは、誰が買ってくれたものだろう。
でも、多分、そのレコードよりはるかに多く、長く、映画音楽のあれこれを聞いていた気がする。
気が付けば、テレビの洋画劇場が何より楽しみな子供だった。
ムーンリバー(ティファニーで朝食を)
ルイ・アームストロングの「オンリーユー」や「恋人達の予感」
雨に歌えば。
マカロニウエスタンの数々(題名がすぐ出てくるほどの年よりでも知識家でもないのが辛い)
ウエストサイド物語 サタデーナイトフィーバー ブルースブラザーズ コーラスライン エビータ・・・
こんなの書き出したら、それこそ毎日追加していかなくてはいけなくなりますね。
どういう書き方がいいのか試行錯誤中。
音楽が相乗効果で映画を盛り上げる。
まれに映画の頼りなさを歌や踊りがカバーしていたり、この音楽でないと~~という作品もあったり。
映画は思い出せないけど、あのメロディーは頭にこびりついてる。とか。
インド映画の唐突な歌や踊りも嫌いではありません。
ジョディフォスターが子役の頃にやっていたミュージカル、あれも好きです。
可愛い~~。本人が歌って・・・ないんだろうなあ・・
あの頃からのファンなんですが。
このページの音楽一覧♪
ディズニーの音楽♪
フランシス・レイの音楽♪
ヘンリー・マンシーニの音楽♪
久石譲の音楽♪
バーナード・ハーマンの音楽♪
ニーノ・ロータの音楽♪
サイモンとガーファンクルの音楽♪







ディズニーの音楽♪



実は、ディズニーのアニメはあまり好きではない・・
好きではないといっても、見ないわけではないし、嫌いなわけでもない。
ジャングル大帝リボンの騎士に恋してるからだとも言えるし
なんだか、あのバタ臭い絵に、感情移入や自己同一化が図れないから・・ではないか・・
サリーちゃんは好きだけどメグちゃんはね・・くらいの好みのレベルなので、あまり気にしないで下さい。
魔法使いサリー魔女っこメグちゃんのことです、はい)
ディズニーのアニメ映画は好きではないと言いながら、映画音楽はかなり、というか大好きである。
音楽と映画の相乗効果というか蜜月と言うか、音楽を聞けば、その場面が浮かぶ。
キャラクターを見れば、歌が口をつく。
テープに落としたものを、延々とかけ続けるくらい好きである。
(好きな音楽ばかりを延々と一日かけ続ける。これは私の癖。
アルバムならいいのだが、シングルの時は家族は悲惨である・・
飽きるまで、数日と言わず、2週間くらいかけ続けられることもある。
もちろんこれは一定の周期をもって、また繰り返される儀式なのだ)

ビビディバビディブー(シンデレラ) ジッパディドゥーダー(南部の唄) デビークロケット・星に願いを(ピノキオ)
ララルー(わんわん物語)いつか夢で(眠れる森の美女)狼なんて怖くない(三匹のこぶた)
いつか王子様が・ハイホー(白雪姫)右から2番目の星(ピーターパン)くまのプーさん(くまのプーさん)
アニメじゃないけどメリー・ポピンズのチムチムチェリー・2ペンスを鳩に・スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス(ちゃんと言えます?私は言えます~~)
小さな世界やミッキーマウスマーチも好きだ~~。


優雅に映画な世界に浸りたい時、「星に願いを」「ジッパディードゥーダー」「チムチムチェリー」「ビビディバビディブー」は、ルイ・アームストロングの「サッチモ・シングス・ディズニー」がお勧めです。はい。







フランシス・レイの音楽♪


男と女  ある愛の詩  あの愛をふたたび  パリのめぐり逢い 白い恋人たち  愛のレッスン
シェルブールの雨傘  さらば夏の日 サウンド・オブ・サイレンス ベニスの愛
恋人たちのメロディー 愛と悲しみのボレロ  雨の訪問者



綺麗だなあ~。題名からして綺麗だなあ。音楽とは関係ないけど。
恋愛映画の音楽って、こうなのよ~というお手本のような音楽です。
透明感があると言うのか、音符がさらさら降ってくる感じ。しかも銀色に光りながらね。
愛のレッスンは個人授業。ナタリー・ドロンがでていました。綺麗でしたね~。
アラン・ドロンの奥さんだった人です。
シェルブールの雨傘には、カトリーヌ・ドヌーブ。甘くて切ない恋です。
一番すきなのはやっぱり男と女かな。シャ~ララ ダバダバダ ダバダバダ♪
っていうあれです。
題名を聞いてぴんとこなくても、音を聞くと「ああ!」と思い出す人もいると思います。
オルゴールの定番になっている曲もあるから、映画なんか知らなくても、「ああ!」と思う人もいるはず。
それくらい耳になじむ綺麗な曲です。
ありきたりに綺麗って言うのを、私らしく表現するには、どう言えばいいんだろう。
先に書いたように透明感だし、銀色さらさらなんだけど、そうだな、『私が恋するときにもこの曲が流れていてね』
まあ、映画みたいな恋なんてなかなか出来るものではありませんけどね。
誰かを見つめる時に、誰かのことを思うときに、雨の日に、晴れた日に、会えた日に、あえなかった日に、流れていてね、と思う曲。
というのはどうでしょう?
ちょっと悲恋ぽかったり、片恋みたいな雰囲気かな。
恋の初めから、思いを募らせるその過程に、優しく流れていて欲しい音楽です。
少女漫画とハーレクインの世界・・ん~~ちょっと違うけど、ま、女性ならきっと好きですよね。
命短し恋せよ乙女♪まさにそう言う音楽なのです。







ヘンリー・マンシーニの音楽♪


ティファニーで朝食を  シャレード 暗くなるまで待って いつも二人で 華麗なる相続人 
ピンク・パンサー 酒とバラの日々 ある愛の詩 ひまわり
 

 
きゃああああ~♪v(≧▽≦)v なんて。
きゃあああ、オードリー(//▽//)なんて。
ミーハーです。はい。







久石譲の音楽♪
こちらへどうぞ


となりのトトロ もののけ姫 風の谷のナウシカ 天空の城ラピュタ 魔女の宅急便 紅の豚 千と千尋の神隠し 
宮崎駿作品
ふたり 青春デンデケデケデケ 水の旅人~侍Kids はるか、ノスタルジィ 
大林宣彦作品(ふたり、大好きなのです~)
あの夏、いちばん静かな海  Sonatine  菊次郎の夏 HANA-BI Brother  Dolls
北野武作品(北野作品はちょっと苦手なんですけど・・)


いきなり、今現在の日本の方の名前をあげてみました。
最近はサウンドトラックを買うことも少なくなってしまったのですが、
(昔は見に行くと必ず買っていた・・音楽馬鹿?)宮崎作品は別。
いいですねえ。いいですねえ。いいですねえ・・・フェードアウト・・・

帰還。
いや~、もう、素敵。それぞれの世界に応じて、ちゃんと音がついてる。
宮崎作品のサントラも日がな一日流しまくってますね。
あきません。一番好きな音楽は天空の城ラピュタなのですが、紅の豚もいいな~。
ビデオをテレビで見るのもいいのですが、やっぱり暗闇の中で違う時間に閉じ込められて、音楽に包まれるのが最高。
空想の世界を音で現実に近くする。その音楽で映画の中に取り込む。
ずるずる引きずられていきますね。わくわくして、取り込まれるのを待っている。
笑いながらその罠に落ちてしまいます。
至福だなあ、うん。







バーナード・ハーマンの音楽♪


北北西に進路を取れ サイコ めまい ハリーの災難 知りすぎていた男 間違われた男 鳥
などのヒッチコック作品。
あと、華氏451。

ヒッチコック大好き。手塚治虫と同じくらい。っていうことは、私にとっては神も同じ。
華氏451は、思い入れのある作品だったりするので(マークレスターが出ています)入れてみました。
映画と音楽って言うのは、コラボレートするものですよね。
音楽は音楽で聴けるかもしれないけど、映画は音楽なしだと楽しみが半減すると思う。
サイコは、でだしから音楽で話が進む。
張り詰めた緊張感の元に逃走シーンが畳み込むように撮られ、音楽が追いかける。走らせる。
ヒッチコックは、心で怖がらせるから、目と耳とをフルに使って画面を追いかけると、その中に取り込まれてしまって、画面の中の人間と同じように悲鳴をあげることになる。
どの映画も、すごい。どの音楽もすごい。








ニーノ・ロータの音楽♪


ゴッドファーザー ロミオとジュリエット 太陽がいっぱい

いや、もうこれも定番ですか?
太陽がいっぱいアラン・ドロンって、すごくかっこよくなかったです?
若くて、なんかこう、ああいう間違いを起こしそうな悪っぽさとひたむきさが共存してる。
音楽がそれを引き立てるのね。
ロミオとジュリエットオリビア・ハッセーも綺麗、可愛い。愛しい。
ゴッドファーザーは・・・好きな映画ではないけど、あの音楽はね~~ペコリです。







サイモンとガーファンクルの音楽♪


みーちゃんはーちゃんなので、ビートルズ、カーペンターズと同列にはまってしまいました。
サイモンとガーファンクルが一位で、カーペンターズで、ビートルズかな?
いえいえ、順位なんてつけるわけにはいかないのですが。
だって、それぞれ全然違いますものね。
中学まではラジオ一辺倒だった私が、親に頼み込んで高校でのバイト許可を貰い
レコードやステレオを買うきっかけになったミュージシャン達です。
実を言うと、レコードは小遣いでも買えたので、サイモンとガーファンクルカーペンターズビートルズはもっていました。
買わなくてはいけなかったのは、ステレオだったのです・・・。
高校入学と同時に映画音楽全集をどどんと買い揃えて、お金がなかったんですもの。
今も似たような買い物の仕方をしているかもしれない・・・

「卒業」マイク・ニコルズ監督、ダスティン・ホフマン、キャサリン・ロス、アン・バン・クロフト出演)
美しく、優しい詞と声とメロディーが、あの映画をどれほど印象付けていることでしょう。
綺麗で切なくて、言葉以外の何かが、心に降ってくるんです。
映画の中のせりふと同じくらいの重みを、後ろに流れる音楽が引き受けています。
ついていけないような早口や強烈なリズムの音楽ではなく
簡素にも近い(英語の苦手な私でも、理解でき、口ずさめる)歌詞。
日本語と同じで、言葉をもって心をもって丁寧に歌われるそれぞれの歌。
映画が、結婚式のあの有名な場面へいたるまでに、私の頭の中は歌であふれて、
「本当にこういう男がいたら蹴っ飛ばすんだけどな、ダスティン・ホフマン。」
と思いながらも花嫁を略奪してバスで逃げていく彼を応援してしまいます。
映画自体は、あんまり女をなめるなよ~、なわけですが。

「卒業 オリジナル・サウンドトラック」CD収録タイトル
(ソニー1553円)
 1・ サウンド・オブ・サイレンス
 2・シングルマン・パーティ
 3・ミセス・ロビンソン
 4・サンポーチ・チャチャチャ
 5・スカボロー・フェア
 6・オン・ザ・ストリップ
 7・4月になれば彼女は
 8・フォークス
 9・スカボロー・フェア
10・グレート・エフェクト
11・プレジャー・マシーン
12・響き
13・ミセス・ロビンソン
14・サウンド・オブ・サイレンス

ほらほら、久しぶりに「卒業」レンタルして見てみようかな~なんて気になってきません?
サイモンとガーファンクルは、いざ買おうとするとアルバムが少ないんで、重複して入ってたりするんで泣きますけどね~。
こういうのはいかがでしょう?

「サイモン&ガーファンクルのすべて」収録タイトルより
(ソニー2400円)

 1・サウンド・オブ・サイレンス
 2・早く家へ帰りたい
 3・アイ・アム・ア・ロック
 4・夢の中の世界
 5・スカボロー・フェア/詠唱
 6・59番街橋の歌(フィーリン・グルーヴィー)
 7・冬の散歩道
 8・動物園にて
 9・フェイキン・イット
10・ミセス・ロビンソン
11・旧友/ブックエンド
12・ボクサー
13・明日に架ける橋
14・いとしのセシリア
15・ニューヨークの少年
16・ソング・フォー・ジ・アスキング
17・コンドルは飛んで行く
18・エミリー・エミリー(ライヴ)
19・アメリカ
20・マイ・リトル・タウン

ん~でもこれには「7時のニュース」や「きよしこの夜」「水曜の朝 午前3時」がはいっていません。
レコードで持っていた曲が入っていないのは、悲しい・・
仕方がないなあ~。
3枚組みアルバム「サイモンとガーファンクル全集」5534円かな~。
でも、私のCDチェンジャーついてないんだもん・・・
悩みつつ我が家ではまた同じアルバムがエンドレスで流されるのであった・・・

おまけ
「El Condor Pasa」 これは何かわかります?
エル コンドル パーサ。「コンドルは飛んでいく」
あまりにも有名な曲なので、誰でもご存知とは思いますが
これまた私の涙ものの曲の一つなのです。
音楽の授業で、リコーダーで吹いたことがある人は多いと思います。
熱中してましたね・・
この曲で一番新しく手に入れたのは、神戸のジャズシンガー綾戸ちえさんのアルバム。
ってもう3年くらい前だけど。
フォルクローレ、民謡なのだから英語の歌詞は書いても大丈夫かな。

「El Condor Pasa」

I’d rather be a sparrow than a snail
Yes, I would
If I only could
I surely would

I’d rather be a hammer than a nail
Yes, I would
If I only could
I surely would

Away, I’d rather sail away
Like a swan that’s here and gone
A man gets tied up to the ground
He gives the world its saddest sound
Its saddest sound

I’d rather be a forest than a street
Yes, I would
If I could
I surely would

I’d rather feel the earth beneath my feet
Yes, I would
If I only could
I surely would

『カタツムリよりスズメになりたい
そう、なりたい
もしできるなら もちろん』

そう言う歌詞の繰り返し。いい曲です。でも歌詞も好きです。
飛んでいく白鳥のようにはるかな航海にも出たいし
森になれるものなら森になりたいし、足の下に大地を感じていたい。
その意味でこの歌は、
かなしからずやの白鳥や、
寂しさのはてなむ国ぞ に共通したものがあるんです。
好きな物は似るものなのね・・・
S&Gの歌で知ったのではないけど、
彼らが歌っていたから、ますます好きになったことは間違いありません。
民族楽器のライブで、この曲の演奏を聞いたとき、やっぱりフォルクローレっていいなあと思いました。
どの国の音楽であっても、どこか懐かしい、心の根っこ、琴線に触れる音楽なんですね。



まだまだ続く・・・かも。っていうかミュージカル書いてないし・・



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