海の響きを懐かしむ

私の耳は貝の殻 海の響きを懐かしむ


ジャン・コクトー「月下の一群」の『耳』
海







                  
           海だー ペンギンさん

私の耳は貝の殻
海の響きを懐かしむ   



           ペンギンさんへ 海の青空の青

ジャン・コクトー「月下の一群」の『耳』ですね。
コクトー、お好きですか?
私は大好きです。
堀口大学訳で、読んだのですが、なんていうか、この時期の訳詩は、元の詩もいいのだろうけど、素晴らしいと思います。コクトーにはもっと好きな言葉もありますよ。
早速追加することにしましょう。
ご訪問書き込みありがとうございます。
ゲストさんのアクセスは全然残らないので、書き込んでくださると嬉しいです。
ありがとうございます。
是非またお越しくださいね。








ペンギンさんの書き込みで、近いうちに書こうとしていたコクトーの詩を先に出されてしまいました。
いい詩ですね。

私の耳は貝の殻 海の響きを懐かしむ

この言葉に共感を覚えない人はいるのでしょうか。
耳に巻貝の貝殻をあてて海の音を聞く。誰でもやったことがあるのではないですか?
私はあります。何度も何度も何度も・・・
一番よく聞こえた貝殻を仲のよい友人に、海の音を聞いてねとあげたこともありました。
と、書いて思い出したくないことまで思い出してしまいました。
その後、友人宅を訪問したらその貝が戸棚においてあったので『あ。これ聞こえた?』と聞いてみたのです。
『聞こえないのよ。聞いたことがあるの?もって帰って聞く?誰かから貰ったんだけど、あげるよ』
彼女はそれを私から貰ったことすら忘れていたのでした・・
私はそれを貰って帰り、その後も海の音を聞きましたが、彼女には何故聞こえなかったのでしょうね。

耳は巻貝に似ているから『貝殻を耳にあてて聞く』ではなくて、直接的に『私の耳は貝の殻』としたのでしょうか。
海の響きを懐かしむ自分と、海の音が聞こえる貝を同一視したのでしょうか。
人間は、海から生まれたものだから、海に還りたくて、海の響き、波の音を恋しく思うのかもしれません。
懐かしいと感じるのは、自分の中の何かが、そこから生まれたことを知っているからかもしれません。
はたまた、人間の体は大半が水でできていて、血液はもちろん塩分を含みますし、体の中に海がある。からなのかも。
いずれにしても、海というものは人間に対して、母の役目を負っているものだと思いませんか。
懐かしい場所。懐かしい音。
寄せて返す。寄せて返す。その繰り返しの果てしない音の中に私たちは過去も未来も見てしまうのかもしれません。
今まで続いてきたものと、これから続いていくものと。






くらげ・海月・水母・くらげとアクリル板
2003年08月23日の日記

背景変えてみました。
4月から更新されていなかった素材屋さん、気になって何度も覗いていたら、TOPがリニューアル。
素材更新もあるというので、早速空と海を覗いて見ると、これがあったんです。
雰囲気違います?
本当はね、壁紙用じゃないのですが、いるかのとどっちにしようかと悩んでいたら
後ろを通りかかった家人が、海月が綺麗、といったのでこちらに。
私のPCモニターは1万円で買った中古の15型液晶なのですが、昨日これに秘密兵器を取り付けたんです。
ふふふ。
350円の0・5mm厚さの透明アクリル板。
画面が汚れたらすぐふけるし、画面がね、つやつやぴかぴかのくっきりはっきり画面になるのです♪
もし、液晶画面に何もされていない方がいたら、ぜひぜひお試しください。
横や、目線の違う位置から見ると、まったく見えなかった液晶画面の見える範囲まで広がったみたいです。
ホームセンターで適当なサイズを買ってきて、モニターの大きさにカッターで切り目を入れ
ぱきんと手で折ったら出来上がり。
(ちょっとコツがいるので端っこで試してからにしてみてください)
別に接着してなくても、すっぽり画面にはめこめます。
へへ。市販品結構高いので、アクリル板でもいけるんじゃないの?と思ったのがきっかけ。
ほんと、値段の割にすごいと思ってますが、これだと、鮮やかな画像がより鮮やかに見えるので、
ちょっと雰囲気そぐわないかな、くらい派手なのですが、海月画面にしてみたというわけです。
PETボトルのリサイクルの不透明アクリル板はだめですよ~。
透明のアクリル板にしてくださいね。
では、ぜひぜひお試しあれ~♪

面白いお店発見♪奈良なんだけど・・・行ってみたいなぁ
人工くらげ~~~
浮遊代理店


浮遊代理店 サイバー粘土さん


行ってきましたよ。
土曜日のカフェに行きました。
海月がめちゃ綺麗でした。
タコかイカっぽいものもありました。新製品だそうです。
変な飲み物もあって面白いところです。
タンポポコーヒーがありました。
ゆったりのんびりできそうなところです。
また、行きます。
(8月31日20時14分)


           海のあを
タンポポコーヒーに一時凝っていて、毎日飲んでいた時期がありました。
カフェインが入ってないから、コーヒ-といえばコーヒーなんだけど
優しい味がするでしょう?
市販のものを利用していたのですが、自分で作るとあんな味にはならないのですよ。
タンポポの根っこを掘るのが、また大変。
少しくらい高くても仕方がないなと思って飲んでいましたが
いつのまにかやめちゃったな。
とにかくケーキが美味しそうなんだもの。
1回行ってみたいです♪
海月やたこだかいかだかは、水流で動いてたんですねえ。
自分では動かないものなのね。
ちょっと簡単なロボットみたいなものを想像していたのかも。
ねっころがれる喫茶店、絶対私好みだと思うんだわ~~
(8月31日23時48分)



           トップの海は? yuki1040005さん
八重山で見てきた海とおんなじだけど、どこでしょう?
(1月18日23時37分)


           海のあを
はじめまして。来訪と書き込みを感謝します。
この海の画像は、お気に入りに入れてある素材屋さん提供です。
どこの海、とは書いていませんので、八重山であるかどうかは確認できません。
ずうっと以前に、おなじような質問で、沖縄かどこかかと聞かれたことがあったと記憶しています。
私自身は、与論の海にそっくりと思っていますが、
特定できないときは、自分の思い出の海だと思っているのが一番いいのではないでしょうか。
海に線引きがあるわけではありませんから
打ち寄せている波は、どの海岸にもつながり、おなじ命を孕んでいると思います。
海がお好きなのでしょうか?
新着日記からお越しになったのだと思いますが、
寄せて返す波のように、ご縁がありましたら戻られて、お返事をお読み下さいますように。
(1月19日0時4分)





ジャン・コクトー展 2005年09月23日の日記



懸賞でいただいたチケット「ジャンコクトー展」の開催が26日までなので、今日の休みを逃すと行く日がない。
今日は別の用事で休みを取って、朝から大阪に出かけていたのですが
1時半ごろ用事が済んだので、無理やり友人をつき合わせて神戸大丸へ。
『なんきんかぼちゃん』ありがとう~♪

ジャン・コクトーといえば、すぐさま

『私の耳は貝の殻  海の響きを懐かしむ』
「月下の一群」の『耳』
 
のように、わかりやすく簡単な短詩が思い浮かびますが
アンファンテリブル『恐るべき子供たち』のように読み込みにくく、難解な小説もあります。
彼の描いた絵も、それと同じで、柔らかく丸い曲線でさっと描かれた鉛筆画から
神経質に細い線で描かれた、硬いイメージの絵までありました。

個人のコクトーコレクションとしては世界最大のサヴァリン・ワンダーマン・コレクションから日本初公開作品を含む約260点が展示されているそうなのです。
展示された作品は、油彩、デッサン、彫刻、陶芸、タペストリー、ジュエリー、映像など多数。

好きなのは、ギリシア神話のオルフェやアルルカンを描いたデザイン画のような絵であったり
一目見ればわかる有名人(バルザックやアインシュタインなど)を描いた特徴をつかんだ肖像画。
友人たち(モジリアーニやマン・レイ、アンディ・ウォーホル、ピカソなど)が描いたり、撮ったりしたコクトーの肖像画も、彼へのそれぞれの愛が感じられて面白かったです♪

一筆書きのように簡素で少ない線で描かれた鉛筆画やパステル画から、
見ていると憂鬱になりそうな暗く重い絵、何度も色を重ねた油絵、
友人ピカソによく似た構図や彩色の焼き物、絵などもあり
演劇や音楽、バレエ、小説、詩と、手を広げていたジャン・コクトーという人物の多彩さ、多芸さをしのばせます。
日本にも1週間ほど滞在していたそうで、月下の一群などコクトーの詩を訳した堀口大学と行動をともにして「ニコ」なんて愛称で呼んでいたとか。
堀口大学=ニコ??なぜ??
他にも歌舞伎に惹かれて映画「美女と野獣」にいかしたとか、歌舞伎役者とのツーショットも。
コクトーを移した写真も多くあり、コクトーが撮った写真も多くあります。
麻薬や覚せい剤にも手を出したという多才な芸術家は、耽美に、斬新に、破滅していったのでしょうか。

同伴の『なんきんかぼちゃん』いわく
「この人ホモでしょ。
ゲイでしょ?だったか。ま、同じことですが。)」
会ったその日に家に連れ帰り、雇い、後に養子にし、死後は遺産相続人になったという男性の、コクトーを描いた作品もありました。
え~~っと。
そうですね。
多分そうですね。
作品の中にもちらほらとそれを感じさせるものが。
まぁ、そういうこともあるってことで軽く流しましょう。
ジャンコクトー展、大変面白かったです。
行く機会のある方はぜひどうぞ。







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