O.F.A 検査

Orthopedic Foundation For Animals
オレゴン州のコロンビアにあるこのNPO団体は 主にペットの犬に関しての
遺伝病や疾患について研究し予防のためにデータを公開して健全な動物の繁殖や育成の為に非営利で運営されている機関。

我が家にビビを迎えるにあたり、犬探しから始まるHPを検索しているうちに
特に大型犬の遺伝的疾患について、股関節形成不全という言葉を目にするようになり、少し気になり出しました。
ただ仔犬を迎えるにあたり、股関節の形成についての検査は満2歳を過ぎないと
検査結果が曖昧で参考なる程度しか見分けができませんので、その多くは遺伝が
大きく影響しているとのことですので血統書から検索するにしてもデータがなければわかりません。

ようやく ビビも満30週(2歳7ヶ月)になり、以前から気になっていた
モンローウオーク気味な歩き方と横座りがあったので、全身麻酔で治療を受けることになったので この機会にレントゲン写真を撮ってもらうことをお願いしました
OFAに提出する写真はサイズや方法など決まりごとが多く、病院の医師によっては
Dr.判断を疑うようにも思われたりしてすべての病院で好意的に行っていただけるものでもないようですが 幸い理解のあるビビのかかりつけのDr.の協力のもとに
写真を撮っていただけることができました。
chinnseizai
 ”病院で麻酔前に一度沈静剤の注射直後のビビ”

レントゲン写真をとるには じっとしてバンザイの格好その他のポーズで
じっとしなければならないので 麻酔が必要です。
吸入式 トレンキライザの使用 その他の麻酔の種類も検査用紙の書き込みに
必要になってきます。また雌の場合ヒートの前後1ヶ月も股関節が開く場合が
あるので推奨できないとありましたが ビビの場合ヒートが終わって1週間しか
間隔があいていませんでした。

写真の撮り方などは ”OFA”や”犬についてのまじめな頁”にアップしてあるのでプリントアウトしてDr.に確認していただいてありましたので
あとはお任せしました。
ビビの手術が終わって、写真も見せていただきました。
Dr.にも感想を伺うと”もっとひどい仔はたくさんいます。多分大丈夫な範囲では
?”との言葉をいただきました。

書類の書き込みは手書きでも良いですが、PDFファイルからタイプ打ちをして
プリントアウトしました。血統書があれば必要事項は書き込めます。
また Dr.のサインも必要になります。
必要経費は国際郵便為替、またはクレジットカードも使えて 私たちの場合
このカードで支払いますというレターを一筆そえれば大丈夫でした。
経費は 股関節と肘 膝(登録のみ)でUS35$になりました。
写真をいただいた翌日には 近くの郵便局から郵送しました。郵送に関しては
写真の大きさのダンボール紙で写真をはさみ 水濡れのないようにビニール袋で
パッキングして大きな封書(A3)で書留で送ろうとしましたが 速達書留の(エアーメイル)の方が安いを云われ?送料1.200円かかりました。

郵送から21目に返事が送られてきました。
書類には郵送後2週間目の日付が入り、その翌日の消印で5日で着いたことに
なります。

まず 結果からすると
股関節に関しては7段階(ExcellentA-1,GoodA-2,FairB-1)ここまでがNomalになり次にBorderlineB-2,(MildC1-2,ModerateD1-2,SevereE1-2)がDysplasticになります。
ofa
 ビビの証明書になります。ノーマルのFairまでが証明書の発行になり以降は
診断書になります。
ビビの場合真ん中の良くも無ければ 悪くも無いという評価でしょうか??
心配していただけに、一安心といったところです。

次に肘関節。
これには ノーマルのランクはなく、評価は良いか悪いかだけになります。
B.M.Dogの肘の異常は30%以上にも上ることがOFAのHP上にも公開されています。
ビビもここであえて公表させていただきますが、評価に関しては
Goodをいただけませんでした。
Elbow DysplasiaのランクはGrade1,2,3の評価のなかでも1の軽症でしたが
3mm以下ではありすがジョイント(関節)部分のずれがあると評価されました。
elbow
軽症でも完全ではないので 証明書はいただけません。
上のような 診断書がついてきます。

予想外の結果でした。心配していた股関節には問題はなく、問題があるとすれば
肘だったとは・・・。
うちはフローリングの床で滑るので良くないとビビのために安い絨毯を敷いたり
フードを与えるときにも、トレイの高さを成長に合わせて調整してきましたが
何が良くなかったのでしょうか?
そういえば階段は登っても下りるのはうまくなかったね。
パパの車から飛び降りるのも苦手だったね。
ただ 気が小さいのかと思ってましたが、肘に負担がっかるのを避けていたのかも
しれなかったんだね。
これからは 少し気をつけて生活すれば 大丈夫だよね。
パパのヘルニアやママの肩こりのように、気長につきあってゆけば大丈夫だよ。
グルコサミンなどもいいけど、自然からの食事もちゃんととって 肥満に気をつけ
1日でも長生きして お兄ちゃんやお姉ちゃんとも散歩できるように
一緒に成長しようね~。

pateller luxation
膝蓋骨脱臼についてのNomal-Practitionerの証明書

股関節と肘関節と同時に膝蓋骨の審査用紙(Dr.の診断とサイン)を添付したものが
約1週間遅れで届きました。

基本的にはレントゲン写真はデータ保存されますが、希望すれば送り返して
いただけます。その旨を書類に書いて送りました。結局 膝関節の書類が1週間
遅れて またレントゲン写真はその5日遅れで 計3回 エアーメールが届きました。無事 写真も返ってきましたが 今後何か使うことがあるのでしょうか?
ちなみに写真にはコピーしましたというステッカーが貼られていました。


© Rakuten Group, Inc.