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某大手スーパーマーケットにて
乾物「こしあん」を買いに来たお客さんの話。 お客様: すみません、「こしあん」は、どこにあるのですか? 店員: 「さらしあん」なら、ありますが。 お客様: 「こしあん」を探しているの。 店員: 少々お待ちください。 (数分後) 売り場責任者: お客様、「こしあん」と「さらしあん」は同じものでございます。 当店では、「さらしあん」に決めて販売しておりますので、 ぜひ、こちらの「さらしあん」をお買いもとめください。 お客様: ふぅー(ため息) 私は、「こしあん」が欲しいと言っているの。 聞こえなかったかしら? それと、「こしあん」と「さらしあん」違うものよ。 もう、いいわ。知らない人に何を言っても無駄ね。 他で買うわ。 売り場責任者: 店長、本日、このようなことがございまして。 スーパー店長: 「こしあん」と「さらしあん」は同じだろ? どこが違うんだ? 売り場責任者: 私も、そのように申し上げたのですが・・・。 スーパー店長: ちょっと本部のバイヤーに聞いてみろ 売り場責任者: もう聞きました。 「こしあん」と「さらしあん」は同じだよ! 忙しいんだ!そんなことを聞くために、わざわざ本部に電話するな! って怒られました。 (乾物商店「しゅうちゃん」にて) お客様: あの、こちらには「こしあん」は置いていますか? Q店員: いらっしゃいませ。 もちろんございます。 こちらでございます。 お客様: ああ、よかった。やっぱり乾物商店「しゅうちゃん」にはあるのね。 あら、「さらしあん」も、ちゃんと並んで売ってるじゃないの。 Q店員: もちろんです。「こしあん」と「さらしあん」は違うものですから。 お客様: その違い、説明してくれるかしら。 Q店員: はい。喜んで。 「こしあん」は、小豆を煮て、すり潰し、布さらしをして、表皮を取り除き、 水を切って乾燥したものです。小豆の濃い味が残っています。 「さらしあん」は、小豆を煮てすり潰し、布さらしをして、表皮を取り除き、 ここまでは「こしあん」と同じですが、 さらに水晒しをして、水切りをし、乾燥すると「さらしあん」となります。 灰汁の少ない味で、高級和菓子などに使われます。 お客様: お見事!(拍手) Q店員: いやー(頭をかきながら) 店長に散々、叩き込まれまして・・・ お客様: 今日は、本当に気持ちよく買い物が出来たわ。 Q店員: お買い上げ、ありがとうございました!! ☆店長(しゅうちゃん)のお話 販売は基本が大切ですね。 「つぶあん」と「こしあん」を間違える人はいませんが、 「こしあん」と「さらしあん」を同じものと勘違いしている人は多くいます。 我々は販売のプロなのですから、そのあたりは、 きちんと押さえておかなければなりません。 お客様の方が詳しいというのは、恥ずかしいことです。 先ほどの事例では、 教えるべき立場の人間が、そのような知識を持っていないのですから、 新人の販売員は、可哀そうですね。 これからの時代は、本物が求められるようになります。 今までは、価格に応じてサービスも決まっていたような感がありましたが、 これからは、安くて、そしてサービスも良くなくては、物は売れません。 厳しい時代です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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