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艦長セリオのアニゲーブログ

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艦長セリオ

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2007.05.22
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テーマ:アニメ!!(3877)

アイドルマスターXENOGLOSSIA
第7話「ただいま。おかえり。」

未だ敵の全容が見えてこない本作。今回は、インベルをボコベコにしてしまったことで自己嫌悪に陥り、過去のトラウマも発動して鬱状態に陥ってしまう春香の様子が描かれた。

やりたいことは分かるのだが、正直、アイドルを「生き物」として描くことには失敗していると思う。インベル側のリアクションが殆どないため、生物として扱おうとする春香や伊織の行動が単なる一人遊びにしか見えないのだ。観ている方がそんなだから、彼女らの行動に感情移入出来ず、ひたすら違和感だけを感じてしまう。似たような作品で言うと、「パトレイバー」ではこういった違和感は無かったんだけどなぁ。やはりインベルに人格までも付与させているのが違和感の元凶だろうか。まだインベルが喋ったりすれば違うんだけどなぁ。ナイトライダーとかレイジングハートみたいに。

命の危機に晒された春香であったが、真によって無事救われた模様。あの状態からどうやって助かるのか楽しみだったので、えらい拍子抜けだった。せめて救出シーンは見せて欲しかった。モンデンキント側の上位機関(?)が登場。何やら大いなる陰謀が渦巻いていそうだが、詳細は不明。何と言うか、情報の出し方があまり上手くないなぁ。中途半端に説明不足の部分があって、何とも言えない気持ち悪さを感じる。トゥリアビータとの対立構造や、日本にモンデンキントの位置付け、敵対組織の存在理由など、明確に示すべき基本設定が曖昧で、どうにも座りが悪い。この上、また別の組織の暗躍とか描かれてもなぁ。せめて「お母様」とやらの目的くらいは提示してくれよ。

意識の戻らない春香。雪歩が何やらスパイめいたことをしているのが気になる。例の上位組織から派遣された人間とか?そして熱血直情娘・伊織は素晴らしい。何だかんだ言いながら面倒見のいい彼女は一番好きです。分かりやすい性格だしね。

高槻やよいのラジオが流れる中、無音で各人の姿が描かれるシーン。明るいやよいの声と前向きな台詞、そして画面のギャップにちょっと切なくなってしまった。

インベルを損傷させてしまったことで、拒絶されることを恐れる春香。冷たいグリップは、過去の辛い記憶を想起させる。あれ、春香の両親って事故か何かで亡くなったんじゃなかったっけ?捨て子ってのはあまりにもヘヴィだぜ。

どうにも気持ちの整理が着かなくなり、故郷に逃げ帰る春香。「咲いてないけど…ま、いいか」「曇り空だけど…ま、いいか」という台詞があまりに虚無的で、胸にズシンと響いた。井口裕香の言い方も絶妙で、何だか悲しくなってしまったよ。

伊織の説得により春香を迎えに来たインベル。春香の言い訳ではなく、起動実験の時は本当に拒絶していたのかな。一瞬無音になり、花が舞い降りてくるのはちょっとやりすぎな感じがしたけど、春香の感謝の言葉にはジーンときた。

事態が緊迫すると面白くなるが、キャラクターの内面や日常を描こうとすると途端につまらなくなる本作(雪歩の回は割と良かったけど)。もう少し突き抜けた展開を期待する艦長セリオでした。来週は水着で巨乳祭りだ!

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OP/橋本みゆき ED/Snow

DVD

フィギュア 春香・伊織(コトブキヤ)(ハピネットは送料が安いです)





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Last updated  2007.05.22 15:36:01
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