最近のうつ病について
最近、マスコミでも「非定型うつ病」あるいは「新型うつ病」 といった言葉がよく目に付くようになりました。 私が気がかりなのは、「本当のうつ病ではない」 「昔から在るうつ病に比べれば軽い」といった誤解が 見られることです。 最近の、特に若い女性に増えていると言われる「非定型うつ病」も、 うつ病の一種には違いないのです。 病像が従来のうつ病と違うというだけで、 ちゃんと治療しなければならない病気であることは確かなのです ところが、一部の週刊誌などでは「遊ぶ時だけ元気」、とか、 「休職中に旅行に行く者も居る」などど、 病んで辛い思いをしている人を揶揄するかのような言葉が、一人歩きして、 偏見を拡げている現象が見られるのは、大変残念なことです