ちょっと立ち直れないレベルで凹んでいます。仕事で2ヶ月間必死に追いかけていた顧客を、同業他社に土壇場で横取りされてしまいました。全く営業の世界は仁義なき戦いです。。
こんな時は音楽療法を試みるに限ります。久々にモダン・ジャズ時代のマイルスが聴きたくなったので、紹介盤を引っ張り出して来ました。うーん、何百回と聴いてきた盤ですがやっぱり素晴らしい!詩人の谷川俊太郎に「寒いよ、マイルス」と言わしめたミュート・トランペットは伊達ではありません。このミュート奏法を「卵の殻の上を歩くようなプレイ」と表現したのは誰なんでしょう?1950年代のマイルスに捧げる最大級の賛辞ですね。
楽聖チャーリー・パーカーに鍛えられた40年代、モード・ジャズを極限まで追求した60年代、暴力性溢れるファンクネスを繰り広げた70年代、スタイリッシュでバブリーな80年代、何時の時代も大好きですけれども、傑作「カインド・オブ・ブルー」を頂点とする50年代のブルーノート~プレスティッジ~コロムビア・レーベル時代が一番ですね。本当にマイルスはモダン・ジャズ界の寵児、牽引者でした。
少しばかり元気が出てきました。「マイ・ファニー・バレンタイン」「枯葉」を聴いてから早目に就寝します。おやすみなさい。