099533 ランダム
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缶詰

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水中翼船様から・リボツナss

「リボーン、なにやってるんだよ、こんなところで」
頭上から声をかけられたが、気配で分かっていたから殊更驚きもしなかった。
綱吉もリボーンの姿が見えたから特に気配を消すことはしなかった。

「ダメツナ、お前こそ何をやってる。またサボりか」
「うっ…。で、でもお前だって、まだ授業時間のはずだろ?」

その問いには無言を肯定とし、それに俺のはサボりじゃなくて休憩なの。と言う綱吉の言葉は軽く流した。
ボンゴレの屋敷の裏にある裏庭(といってもかなりの広さだが)に建っている東屋は、ボスと親しい部下以外はほとんど誰も近づかない。休むには最適の場所だった。
「……学校はどうなんだ、リボーン」

ポツリと綱吉は言い、尋ねてから苦笑した。まるで父親みたいだ。

「……お前もいい加減学習しろ。俺があんなところへわざわざ行く必要がないことくらい、分かっているだろ」

「そりゃ分かってるけどさ、学校じゃないと経験できないことだってあるだろ?」

「まぁコロネロと組んでスカルをパシらせたりランボを吊し上げるのは学校じゃないとできないが」

「おい………」

どうしてそうなる、でも成績は良いんだよなー、と考えている綱吉に近づいて、リボーンは言った。

「でもな、ツナ。俺が一番やりたい事は、ボンゴレ十代目の側に居る事なんだよ」

そして綱吉の額にキスを落とすと、さっさと東屋から出ていってしまった。
「……ずるいだろ、今のは」

後に残されたボンゴレ十代目は、顔を真っ赤にしながら額を押さえて呟いたとか。



翼船様のあとがき

庄次郎さんへ、誕生日おめでとう!(←遅いよ)

そして設定お借りしてしまいまいた。設定活かせなくてごめんなさい。また夜に送りつけてごめんなさい。

やっと同い年だ。やっと私はおばさんではなくなった。


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