2011/10/19(水)13:09
喜多方のまちづくりを考える旅・飛騨高山
こんにちは。
喜多方の味噌・醤油醸造蔵元の金澤屋忠蔵です。
喜多方のまちづくりを考える旅、最後に足を運びましたのは飛騨高山。
文化庁の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている三町と下二之町大新町がある町です。
飛騨高山の魅力はなんといってもこの町並み。
時代劇の世界に飛び込んだかのような錯覚に陥ります。
町並みだけでなく、市の中央部を流れる宮川の整備(地元の人々も観光客も楽しみます。)、
周囲の山並みも魅力的です。
そしてなにより、そのロケーションと相互関係にある、
人々の営み、家具業や醸造業などの伝統産業、朝市などにみられる農業、
人力車やカフェなどの若い人々の産業、
高山の春秋の風物詩・高山祭等、
そこに暮らす人々の営みが風景をつくっておりました。
喜多方も昭和50年代に
重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けるか受けないかという話がありました。
その時は、喜多方の住民が縛りを受けたくないとの自由な感性から、住民側から断りました。
その時の断りが、正しかったのか正しくなかったのかは、分かりませんが、
喜多方の商人気質は、自由を好むものですので、
この選択が良かったと思えるようなまちづくりを行わなければなりません。
喜多方の伝統産業は、時代の流れや風評によって大きく落ち込んでおります。
今こそ立ち上がらなければならない時期だと思う金澤屋忠蔵でした。
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