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カテゴリ:出張・旅行
こんにちは。
喜多方の味噌・醤油醸造蔵元の金澤屋忠蔵です。 喜多方のまちづくりを考える旅、最後に足を運びましたのは飛騨高山。 文化庁の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている三町と下二之町大新町がある町です。 飛騨高山の魅力はなんといってもこの町並み。 時代劇の世界に飛び込んだかのような錯覚に陥ります。 町並みだけでなく、市の中央部を流れる宮川の整備(地元の人々も観光客も楽しみます。)、 周囲の山並みも魅力的です。 そしてなにより、そのロケーションと相互関係にある、 人々の営み、家具業や醸造業などの伝統産業、朝市などにみられる農業、 人力車やカフェなどの若い人々の産業、 高山の春秋の風物詩・高山祭等、 そこに暮らす人々の営みが風景をつくっておりました。 喜多方も昭和50年代に 重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けるか受けないかという話がありました。 その時は、喜多方の住民が縛りを受けたくないとの自由な感性から、住民側から断りました。 その時の断りが、正しかったのか正しくなかったのかは、分かりませんが、 喜多方の商人気質は、自由を好むものですので、 この選択が良かったと思えるようなまちづくりを行わなければなりません。 喜多方の伝統産業は、時代の流れや風評によって大きく落ち込んでおります。 今こそ立ち上がらなければならない時期だと思う金澤屋忠蔵でした。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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そうだったんですか。住民側の意志で断る
事も出来たんですね。その最初は住民による 保存を積極的に行った木曽の妻籠から 色んな選択があるものですね (2011年10月20日 06時38分20秒)
夢穂さん
>重伝建は様々な縛りを住民に強制します。それが地域にとって良いことなのか・悪いことなのかは賛否両論だと思っております。 (2011年10月21日 08時44分20秒) |