カネの日記帳

2006/08/18(金)05:39

【猫夢物語 -2-】

猫話(72)

 「夢は続いている限り現実である。そして、   我々は夢の中で生きているのではないか。」  (アルフレッド・テニソン) ここは黄泉の世界にある猫の国。 死んだ猫の魂が集る所。 ペットだった猫や野良猫もいる。 俺の記憶にある猫たちも仲良く暮らしていた――。 黒猫クロエと子猫のナナが歩いている。 クロエはカズの恋猫である。 朝からクロエはカズを探していた。 子猫のナナも心配そうである。 クロ「カズさん、どこに行ってしまったのかしら?」 ナナ「お父さん、急にいなくなっちゃったもんねぇ」 クロ「なにも言わずに出かけるなんて・・・。    猫仙人様のところかもしれないから、行ってみる?」 ナナ「うん! ナナも行くぅ~♪」 クロ「ナナちゃん、嬉しそうねえ」 ナナ「だって、ニャンコ先生、おもしろいんだもん」 クロ「ほんと、思い出しただけで笑っちゃう。フフッ。    久しぶりだわー、猫仙人様に会うの」 ナナ「先生、元気だといいなぁ」 クロ「ナナちゃん、お土産にあれ持ってきて」 ナナ「はーい! 先生の好物のスルメねっ」 クロ「ナナも大きくなったから、先生驚くわよー」 ナナ「ニャニャー☆ 楽しみぃ♪」 親子は猫仙人がいる王宮に向かいました――。 つづく・・・ 猫物語作家 kane 過去の猫物語はこちら⇒猫物語総集編

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