2009/05/17(日)22:45
博物館概論-掛幅・屏風の取り扱い-
この回からはいよいよ展示物の扱い方についてお勉強していくようです。
まずは超基本的なことだろうけど、作品をとにかく安全に扱うってことが
一番大切みたい。
中には、すっごい古くて痛みが激しいものもあるので、必ずどれが正解って
ことではないらしいけど、とにかく安全に扱え、って。
絵画の絵の具にセーターの繊維が引っかかってしまったり、胸ポケットに
挿したペンが落ちてキズつけたりがないように。とか体調を整えて。とか。
今回は【掛軸】や【屏風】についての扱い方でした。
【掛軸】の展示は絵の高さ(中心)が揃っていれば良いってもんじゃなくて
書いてある絵の重心を見てお隣同士との見栄えが良い配列を考えたり
するらしい。
残念ながら、今まで掛軸の掛け方なんかに注目してなかったな~
学芸員の人、ごめんなさい。
【屏風】も古くなってるものは木の枠だけを持っちゃうとスポッと抜けちゃう
可能性もあるので押える(持つ)ポイントがある、とか、絵の部分は持っちゃ
いけないとか。
ちゃんとルールがあるんだね!
普段、美術館に行っても見てるのは作品だけだけど、その作品をいかに
魅せるか従事者の方が頑張ってるんだね~
従事者の苦労を知るためのお勉強ではないのだけど、率直な感想かも。
最近思うことはこれから博物館や美術館に行った時には、展示の様子など
トータルで楽しめるような気がします!
日本美術史がお勉強したくて始めたはずが、博物館概論の方が『へぇ~』と
感心することが多い今日この頃です(笑)